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「ルイ・ヴィトン」がフランク・ゲーリーとコラボした香水発売 動きや丸みを帯びた5つの香りをラインナップ

2021年09月27日 18:22  Fashionsnap.com

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「レ・ゼクストレ コレクション」メインヴィジュアル Image by: LOUIS VUITTON
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、建築家のフランク・ゲーリー(Frank Gehry)とコラボレーションしたフレグランス「レ・ゼクストレ コレクション」を発売する。9月30日に松屋銀座店、表参道店、メゾン 大阪御堂筋で先行発売を開始し、10月7日から公式オンラインストア、銀座並木通り店、新宿店、福岡店、阪急梅田店、神戸店、丸井今井札幌店、ナゴヤミッドランドスクエア店でも取り扱う。

 レ・ゼクストレ コレクションには、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した精神である「旅の真髄」を反映。ブランドのインハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ=ベルトリュードが調香を担当し、フランク・ゲーリーがボトルデザインを手掛けた。製作にあたり、ジャック・キャヴァリエ=ベルトリュードは、フローラル系、シプレー系、アンバー系といった主要な調香にひねりを加えて広がりを持たせ、動きや丸みを帯びた心地良い香りを考察。香水が肌の表面に触れた時の感覚を詳らかに表現し、トップノート、ハートノート、ベースノートの区別を付けずにそれぞれの調香の真髄を浮かび上がらせたという。
 空中庭園をイメージした「ダンシング ブロッサム(Dancing Blossom)」には、ジャスミンサンバック、メイローズ、オスマンサス(金木犀)、インド産チューベローズを混ぜ合わせることで花々のカスケードを表現。前人未到の地で現実と空想の境界を訪れる飛行の旅がテーマの「コズミック クラウド(Cosmic Cloud)」には、パウダリーでフルーティーなムスク、ペルー産ポピーの雌しべから抽出したアンブレットアブソリュートをベースに、力強いシプレーやオークモス、シトラスとベルガモットを調香した。「ラプソディ(Rhapsody)」には、ジャスミングランディフローラム、パチョリ、メイローズといった花を用いて、地平線が浮かび上がる旅の始まりの瞬間にフォーカス。天と地が溶け合ったような感覚を想起させる「シンフォニー(Symphony)」は、ベルガモットとグレープフルーツにジンジャーゼストを加えることで、まろやかさと軽やかさが調和する香りに仕上げた。「ステラー タイムズ(Stellar Times)」では時空を抜ける潜在意識を巡る旅をテーマに、オレンジブロッサムと、植物性アンバーの香りにペルー産バルサムのレザーノートを組み合わせ、軽やかなオリエンタルノートに調香した。内容量は100mLで、価格は各税込7万7000円。
 ボトルデザインは、マーク・ニューソン(Marc Newson)が手掛けた既存のボトルをベースにフランク・ゲーリーが、ストレートラインを楕円に、曲線を円弧に変更。キャップは、アルミニウムのシートに布地のような皺を寄せ、空間の裂け目をかすめて進む透明な帆を連想させるデザインを採用した。また、キャップの内部にはブランドのモチーフをあしらった。