2021年F1ロシアGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは20番手だった。FP3は悪天候のためキャンセルされた。
フェルスタッペンは金曜にパワーユニット(PU)のエレメント交換を行ったことでグリッド降格ペナルティを科され、イタリアGPでのルイス・ハミルトンとの接触による3グリッド降格ペナルティもあり、決勝は後方からのスタートとなることが決まっている。そのため、フェルスタッペンはQ1でインターミディエイトタイヤを履いて2周走行するにとどまり、タイムを出さないままに予選を切り上げ、20番手となった。
レッドブルは「金曜、シーズン4基目のエンジンを投入することを選択していたため、マックスは後方グリッドスタートになることが分かっていた」と説明している。「そのためチームは、最低限の条件を満たすという選択をし、Q1でコースインし、2周を走行したもののタイムは出さないことにした。フェルスタッペンはそのままガレージに戻り、その後の走行は行わなかった」
土曜に発表された暫定グリッドではフェルスタッペンには20番グリッドが割り当てられている。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン
予選20番手(Q1=20番手ノータイム)
明日の決勝ではグリッド後方からスタートする予定なので、予選で(ウエットコンディションのなか)難しい瞬間やアクシデントに直面するリスクを冒す意味はないと考え、あまり走行しないことに決めた。
路面コンディションは問題なく、グリップも良かった。レースでもこういうコンディションになるのではないかと考えている。
チームは素晴らしい仕事をしてくれた。マシンのセットアップに関し、いい判断を下したと思うよ。
中団勢と上位勢の力の差が縮まってきているため、難しいレースになるだろうが、できるだけ多くのポイントを獲得することが重要だ。そのためにベストを尽くすよ。楽しいレースができるといいね!
(自身の公式サイトに語り)決勝ではできるだけ多くのドライバーをオーバーテイクして、ポイントを稼ぐ必要がある。2018年(注:19番グリッドから5位を獲得)ほど楽にはいかないだろう。それでもやれるだけのことをやるつもりだ。