アレクサンダー・アルボンは、親友のジョージ・ラッセルに“ビール何杯かの”借りがあると語っている。ラッセルは2022年にアルボンを起用するよう、ウイリアムズに強く促したのだという。
アルボンは1年のブランクを経て、2022年シーズンにウイリアムズからF1に復帰する。アルボンの名は、メルセデスに移籍するラッセルの後任候補リストのトップにあった。
ふたりはともにカート時代からの友人であり、2018年のFIA-F2選手権に参戦し、2019年にF1に昇格した。したがってメルセデスのドライバーとなるラッセルは、ウイリアムズ上層部にアルボンを強く推薦することを躊躇しなかった。アルボンは旧友のラッセルが“あまりにも協力的”だったと認めている。
「もちろんジョージは僕の親友だ」とアルボンは語った。
「(彼は)あまりにも協力的だったと言えるかもしれない。取締会の人たちが、『ジョージの意見を取り入れることはできない。なぜなら彼は君に対して非常に協力的だからね』と言ったのを覚えているよ。そのことはとても面白かったね」
「僕は彼にビール何杯かの借りがあると言った。できればディナーの機会を持って、僕たちの移籍を一緒に祝えるといいな」
ラッセルは、来シーズンはメルセデスというより恵まれた場所へ移ることになるが、ウイリアムズでの彼のシートは適切な人物が埋めることになると確信している。
「アレックスがF1に復帰できてすごくうれしいよ。彼はグリッドでのチャンスにふさわしいと心から信じている」とラッセルは述べた。
「彼は最高のドライバーのひとりだと本当に思う。レッドブルではとても厳しい時間を過ごしたとしてもね。ウイリアムズは彼が前進し成長するためのぴったりの場所だよ」
「僕はそこでこの3年間を過ごした。チームがどのような感じか、ヨースト(・カピート)がどのように運営しているか分かっている。そしてもちろん僕はアレックスのこともとてもよく知っている。だから彼らが成功できる組み合わせになると確信している」