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伊藤沙莉、11年ぶり月9で菅田将暉と再共演 『ミステリと言う勿れ』で初の刑事役に

2021年09月20日 07:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『ミステリと言う勿れ』(c)フジテレビ

 伊藤沙莉が、菅田将暉主演の2022年1月クールのフジテレビ月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』に出演することが決定した。


 月刊フラワーズ(小学館刊)で2016年に連載がスタートした田村由美による同名コミックを原作とした本作は、菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公が、淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていく、令和版・新感覚ミステリー。


 チーフ監督を務めるのは、フジテレビで『トレース~科捜研の男~』『信長協奏曲』『鍵のかかった部屋』『LIAR GAME』シリーズなどを手がけてきた松山博昭。松山とは本作が連続ドラマ5作目のタッグとなる、相沢友子が脚本を担当する。


 伊藤は、登場する刑事の中で紅一点の新人刑事・風呂光聖子役を演じる。月9出演は、くしくも生徒役で菅田と共演をした『大切なことはすべて君が教えてくれた』(2011年/フジテレビ系)以来11年ぶりで、伊藤にとって今回が初めての刑事役となる。


 風呂光は、菅田演じる主人公の大学生・久能整を事件捜査に巻き込んでいく。もともとは強い信念を持って警察官になった風呂光だが、男社会の警察組織の中でいつまで経っても刑事として独り立ちできず、心が折れそうな日々を送っていた。一時は退職を考えていたが、とある事件をきっかけに整と出会い、その鋭い洞察力と観察力に強い感銘を受ける。そして整との出会いによって、警察官への自分の信念に改めて気づき、刑事として成長していく。


 第1話では、秋も深まるとある日、自宅で大好物のカレー作りをしている整の元に警察官がやってくる。近所の公園で殺人事件があったといい、なんと遺体で発見されたのは整の大学の同級生だという。どうやら警察は整に疑いの目を向けているようで、警察署まで任意同行を求められてしまう。風呂光ら刑事たちに取り調べ室で事情聴取を受けるが、話が脱線しがちな上、警察の矛盾点をズバズバと突いてくる、一筋縄にはいかない整との会話に取り調べは長引く。警察官の中には、妻との不仲について整に感づかれ、悩みを聞いてもらう者まで出てくる始末。しかし事件の捜査上でついに、整の指紋が付いた凶器が発見されてしまう。


■コメント
・伊藤沙莉


私は刑事という役を演じたことがなくて、刑事だけでなく職業に就いている役をずっと演じたいと思っていたので、まずそれがシンプルにうれしかったです。風呂光はやる気はあるんですけど、最初は少しウジウジしたり、一歩踏み出せないところがあって“ハッキリしろよ!”と思われるみなさんもいらっしゃるんじゃないかな? でも、1話での整との出会いから、どんどん明るくなりますし、やりがい、生きがいも次々に見つけて行きます。あちこち必死に駆けずり回る風呂光はいじらしいというか、良い子だなと私は思うので、そんな姿を応援してください。


【菅田将暉と共演して】


原作の絵として描かれている整も素敵なのですが、菅田さんが演じられることで“整という人間がそこにいる”というイメージになりますし、整に少し違う彩りが良い意味で加わっているのでさすがだなと思います。また、整の言葉は特に、ドラマをご覧になって救われる人や改めて考えさせられる方がたくさんいらっしゃると思います。そんなセリフの一言、一言を大切に聞いて、見ていただくと沁みる作品です。もちろん、全ての事件がハッピーエンドにはなりませんが、ものの捉え方を少し変えることで視野が広がったり、心が豊かになると思いますので、そういう面を感じながら作品に寄り添っていただけたらうれしいです。


・プロデュース・草ヶ谷大輔(フジテレビ第一制作部)


原作を読んだ時から、風呂光役は伊藤沙莉さんしかいないと決めておりました。
私が初めて伊藤さんにお会いしたのは今から4年前でした。その独特な低音ハスキーボイスと、竹を割ったような濁りのない性格が印象的で、伊藤さんが演じてきたこれまでの役もどこか負けん気の強い、ボーイッシュなキャラクターが印象的でした。今回はそんな伊藤さんが女優キャリア初の刑事役に挑みます!
伊藤さん演じる風呂光聖子というキャラクターは、捜査一課という男性組織の中で、己の存在意義に悩み、葛藤しながらも、芯を持って逞しく働く女性です。風呂光がもつ繊細さと大胆さを、子役の頃から培ってこられた伊藤さんの多彩な演技力で表現して下さっています。これぞ、“女優・伊藤沙莉”の真骨頂です!
菅田さんと伊藤さんは10年前の月9『大切なことはすべて君が教えてくれた』で共に生徒役として共演されており、お二人とも若手時代にオーディションで勝ち取ったそうです。今回の撮影で湾岸スタジオにいらっしゃった時、そんなお二人が当時を懐かしんでいる姿を拝見しました。今やドラマや映画に引っ張りだこの俳優に成長されたお二人をお迎えして、また同じ湾岸スタジオから傑作を生み出せることを幸せに思います。


【写真】伊藤沙莉と菅田将暉の共演シーン


(リアルサウンド編集部)