今シーズンのEWC第3戦として行われたボルドール24時間は、観客を動員して2年ぶりに開催された。注目は第1戦ル・マン24時間で優勝したヨシムラSERT Motul、第2戦エストリル12時間で勝利した高橋裕紀がフル参戦しているF.C.C. TSR Honda France(TSRホンダ)、そして今大会にスポット参戦している渥美心(OG Motorsport BY Sarazin)だ。
41台が出場した決勝レースの序盤8時間は、エンジントラブルによりバルブが壊れたためWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTAR(SRCカワサキ)がリタイア。6台リタイアしたため35台へと減った。
雨が降った8時間経過後から16時間時点はBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM(BMWモトラッド)、ERC Endurance Ducati(ERCドゥカティ)、TSRホンダがリタイア。YART - Yamaha Official Team EWC(YARTヤマハ)はエンジンブローしたが、リタイアしておらず最後尾の24番手でレースに戻れていない状態だ。17台リタイアしたため、コース上は24台となっている。
レースが残り8時間では、トップは独走のヨシムラSERT Motul、2番手は12周差のMOTO AIN(ヤマハ)、3番手は14ラップ遅れのBMRT 3D MAXXESS NEVERS(カワサキ)が続いている。渥美心のOG MOTORSPORT BY SARAZIN(ヤマハ)は4番手(SSTクラス2番手)だ。
17時間15分、OG MOTORSPORT BY SARAZIN(ヤマハ)に転倒があったようで、大きなタイムロスがあり7番手までポジションを落とした。その後、VRD IGOL EXPERIENCES(ヤマハ)が7番手、OG MOTORSPORT BY SARAZIN(ヤマハ)は8番手となる。
19時間10分、4番手のTEAM 18 SAPEURS POMPIERS CMS MOTOSTOR(ヤマハ)が転倒を喫して、ピットに戻るもエンジンの故障でリタイアとなる。19時間55分、3番手のBMRT 3D MAXXESS NEVERS(カワサキ)のマシンにトラブルが発生し、10分程の修復を行い4番手に落ちる。
20時間50分過ぎ、No Limits Motor Team(スズキ)のマシンにトラブルがあるようで、ピットインして左ペダルのパーツを交換する。
21時間25分、4番手のNo Limits Motor Team(スズキ)をRAC41-CHROMEBURNER(ホンダ)が抜き、順位が入れ替わる。その後、10番手のMACO RACING Team(ヤマハ)のチェーンが切れ、ピットでマシンにチェーンを装着する場面も見られた。
レースは残り2時間、トップ独走はヨシムラSERT Motul、2番手は15周差のMOTO AIN(ヤマハ)だ。3位争いはBMRT 3D MAXXESS NEVERS(カワサキ)、RAC41-CHROMEBURNER(ホンダ)、No Limits Motor Team(スズキ)が行っている。それにVRD IGOL EXPERIENCES(ヤマハ)、OG MOTORSPORT BY SARAZIN(ヤマハ)と続く。コース上は20台だ。