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岡本裕生「結果を残すことができ、今までで一番うれしい優勝」/全日本ロード第7戦オートポリス ST1000 決勝会見

2021年09月19日 18:51  AUTOSPORT web

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2021年全日本ロード第7戦オートポリス ST1000 表彰式
9月19日に大分県のオートポリスで行われた2021年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦 スーパーバイクレース in 九州のST1000クラス決勝を終え、表彰台に登った岡本裕生(BLUcRUニトロレーシング51ガレージ YAMAHA)、作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)が戦いを振り返った。

■岡本裕生/BLUcRUニトロレーシング51ガレージ YAMAHA(決勝:優勝)
「去年ST600でタイトルを獲ることができ、ヤマハとチーム、いろいろな方にサポートしてもらって、今年はST1000に出られることになりました。自信があった訳ではありませんが、トップ争いをしなきゃいけないという変なプレッシャーがありました」

「今シーズンは特に追い込んでトレーニングしたし、そういう環境も作ってもらったので、結果でお返ししなければいけないシーズンでした。ここまでなかなかうまくいかなかったけれど、最後に優勝で終わることができて、チームや関係者の皆さんに少しは恩返しできたかなと思います」

「最終コーナー手前の大きい右コーナーは、去年の野左根(航汰)選手を見ていたので、自分にはうまく入れる自信がありませんでした。だからその手前で前に出るには、あそこ(後半セクションのブリッジ手前)しかありませんでした」

「多少当たることも覚悟はしましたが、ラインを残す自信があったので入りました。ようやく結果を残すことができ、今までで一番うれしい優勝です」

■作本輝介/Astemo Honda Dream SI Racing(決勝:2位)
「スタートで出遅れてしまい、2位までは上げられましたが、自分のペースよりも岡本選手のペースがよかったので、できるだけついていってタイヤを守ろうと思っていました。でもついていくのが精いっぱいで、最後に仕掛けようと思ったところでも苦しくなりました。最終ラップでは登りのセクションでミスもしてしまいました」

「ずっと登りで苦戦していて、岡本選手が強いのは分かっていたけれど、抑えきれなかったところを差されてしまいました。悔しさしかありません。チームにも申し訳ないです。ここオートポリスは一番優勝したいサーキットなのに、一回も優勝したことがないんです。今日は勝ちたかったのに…実力不足でした」

■南本宗一郎/AKENO SPEED・YAMAHA(決勝:3位)
「まずは鈴鹿で初表彰台に上がり、岡山大会でも上位を目指したけれど苦戦していました。チームにも申し訳ない走りだったから、最終戦は最低でも表彰台には上りたいと思っていました」

「そのなかで6番グリッドからスタートしたのですが、スタートを失敗して上位を逃してしまいました。そこから一歩一歩回復して3位。最後チャンピオン(渡辺一馬)には申し訳ないけど、ブロックラインを通って表彰台を死守しました」

「トップふたりはペースが速かったです。そこをどう攻略するか。来年はどうなるか分からないですが、その辺りを来年につなげられるようにしたいです。チームとヤマハとスポンサーに感謝しています」