9月18日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦しているLeopard Racing(レオパード・レーシング)は、2022年に鈴木竜生を起用すると発表した。
2015年にCIPからロードレース世界選手権Moto3クラスのデビューをした鈴木は、2017年にSIC58 Squadra Corseに移籍した。
SIC58 Squadra Corseでは、2019年の第4戦スペインGPで初となる2位表彰台を獲得すると、第13戦サンマリノGPでポールポジションを獲得して初優勝を達成する。
2020年は開幕3連続ポールポジションを奪取すると、第3戦アンダルシアGPで優勝を飾り、今季も複数回フロントロウを獲得している。
そんな鈴木がレオパード・レーシングに2022年から加入する。同チームから日本人ライダーがエントリーするのは、2015年の尾野弘樹以来となる。
レオパード・レーシングは、キーファー・レーシングが母体となり、飲料水メーカーのレオパードの支援を受け2015年からMoto3クラスに参戦しているチームだ。
2016年のみMoto2クラスにも参戦し、Moto3クラスはホンダからKTMにマシンを変更。2015年と2017年以降はMoto3クラスのみ参戦しているホンダのトップチームだ。
参戦初年度の2015年にはダニー・ケント、2017年にジョアン・ミル、2019年にロレンツォ・ダラ・ポルタがチャンピオンを獲得。そのうち、ミルは2019年にMotoGPクラスに昇格し、チーム・スズキ・エクスターで2020年に王者となっている。
また、ミルのほかに、2016年にはMoto2クラスでミゲール・オリベイラ、Moto3クラスでファビオ・クアルタラロ、2018年にエネア・バスティアニーニと現在のMotoGPライダーを擁していた。