9月12日、2021年MotoGP第13戦アラゴンGP MotoGPクラスの決勝がスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は10位入賞を果たした。
決勝日のモーターランド・アラゴンは、最高気温が30℃まで上昇。週末を通してもっとも暑い日となり路面温度も48度まで上昇した。ライダー、そしてタイヤにとっても厳しい1日となった。
11番グリッドから決勝レースに臨んだ中上だが、序盤の順位は変わらず11番手を走行。中盤にはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、エネア・バスティアニーニ(エスポンソラーマ・レーシング)との9番手争いを展開した。終盤もライバル勢とバトルを繰り広げたもののオーバーテイクには至らず。中上にとってグランプリデビュー200戦目のレースは10位でフィニッシュとなった。
2週連続となる次戦サンマリノGPは9月17日~19日に開催される。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:10位)
「10位でフィニッシュしました。とても厳しいレースでした。気温が高かったので本当に難しいコンディションでした。レース中、(エネア・)バスティアニーニの後ろに長くいたので、フロントタイヤのパフォーマンスを管理するのがとても難しかったです。終盤は、(ファビオ・)クアルタラロと(ホルヘ・)マルティンと接近戦となり、8位になれるチャンスがありました。しかし、アタックしたりオーバーテイクするには十分ではなく、10位に終わりました」
「最高の結果ではありませんでしたが、最後まで積極的な走りができたしポジティブなフィーリングがありました。引き続き、全力で取り組みます。次のミサノは、チームにとってホームGPなのでとても重要な大会になります。とても楽しみにしています」