井口卓人「新型BRZの強さを見せることができ、ようやくスタートラインに立てた」【第5戦GT300決勝会見】

宮城県のスポーツランドSUGOで開催された2021スーパーGT第5戦。9月12日に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾ったSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝が決勝日を振り返り、シーズン後半戦に向けた展望を語った。

井口卓人／第1スティント担当

「ホッとしています。新型BRZがデビューして、『予選はポールを獲れるけど、決勝はどうせ』って思われたりもして。考え過ぎかもしれないですけど、今日起きるのがきつかったり。チーム、そしてダンロップさんが頑張って、いろいろとやってきた結果が、ようやくこのように現れて、チームのみんな、そしてファンのみなさんと笑顔で今日のレースを終えることができました。ようやく新型BRZの強さを見せることができましたし、ようやくスタートラインに立てたなという思いが強いです」

「何年ぶりかにスタートを担当しましたが、いい流れで山内選手にバトンを繋げました。山内選手も素晴らしいペースで、“BRZの勝ちパターン”で気持ちよく終わることができたので、今日は帰ったらシャンパン飲みます（笑）」

「今日の優勝で、スバルも新型BRZもそうですし、チームも我々ドライバーも、ダンロップさんも、少しは気持ちが楽になったと思いますので、後半戦に向けて一皮剥けて挑むことができると思います」

「次のオートポリスは少し車重が重くなりますが、僕自身も地元コースですし、BRZにとっても得意なサーキットなので、しっかりと力強いレースをして、久しぶりに九州のファンのみなさんの前で、BRZがかっこよく走っている姿を見せて優勝したいので。車重は重いですけど頑張っていきます。後半戦も応援よろしくお願いします」

山内英輝／第2スティント担当

「本当にホッとしています。チームが本当にいい働きをして頑張ってくれたおかげで、決勝も強いマシンで走ることができました。今回一番よかったのはそこかなと思います」

「最初は井口選手が10秒くらいマージンを作ってくれるかなと思っていたら、その10分の1だったので（笑）　そこだけ、今後に向けて話をしていきたいなと思います（一同爆笑）」

「でも本当に、僕に変わってからもアウトラップでも後ろを離せていけましたし、セーフティカー（SC）明けも後ろを引き離すことができたので、流れがよかったかなと思います。引き続き、シリーズチャンピオンに向けて突っ走って行きたいなと思います」

「今回優勝できたことはチームのみんなのおかげですし、みんなで頑張ってきた甲斐があったからだと思います。勝ったからといってこれで終わりではないと思いますので、ここからもっと気を引き締めて、チャンピオンに向けて頑張っていかないといけないと思います。今日ダメだった部分はチームと話をして、より強いBRZを見せることができるように、頑張っていきたいと思います」

「今日は本当に多くの人が（BRZの）旗を振ってくれて、それを見ながら最後まで必死に頑張れたので、みなさんに感謝したいと思います。そしてテレビの前のみなさんにも、やっと笑顔を届けることができたので、残り3戦も同じようにみんなで全力で頑張って、この笑顔を届けられるように、そして一緒に笑顔になれるように頑張っていきたいと思います」