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レッドブル育成のダルバラが今季初優勝。佐藤万璃音は20位【FIA-F2第5戦イタリア レース2】

2021年09月11日 22:41  AUTOSPORT web

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ユアン・ダルバラ(カーリン)
9月11日(土)、2021年FIA-F2第5戦イタリアのスプリントレース2(決勝レース2)が開催されユアン・ダルバラ(カーリン)が優勝。佐藤万璃音(トライデント)は20位だった。

 スプリントレース1(決勝レース1)のトップ10にリバースグリッドが適用されるレース2ではデイビッド・ベックマン(カンポス・レーシング)がポールスタートに。2番手はダルバラ、3番手にユーリ・ビップス(ハイテックGP)、4番手はベント・ビシュカール(トライデント)、佐藤は16番グリッドから発進する。

 周回数は21周。快晴のモンツァは気温27.3度、路面温度44.7度で路面はドライ。タイヤ交換の義務はない。日本時間21時45分にフォーメーションラップがスタートし、スプリントレース2が幕を開けた。

 ベックマンが牽制をかけるもダルバラに先制を許し2番手に後退。後方ではシケインで接触がありクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)がスピン。自力でコースに復帰するも順位を大きく下げた。佐藤はアクシデントでピットインを余儀なくされている。

 2周目にモンツァを沸かせたのは将来F1を背負うであろう7番手を争うオスカー・ピアストリ(プレマ・レーシング)、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)、 周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)の3台。ターン1でピアストリと並んだプルシェールは背後に周を従えサイドバイサイドでターン3を通過、シケインで前に出たのは10番手スタートのプルシェールだった。

 なお後方でジェイク・ヒューズ(HWAレースラボ)がシケインでスピンしマシンを停止。これにより3周目からバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入され、ダルバラ、ベックマン、ビシュカール、ビップスのオーダーで5周目の途中からレースは再開された。

 上位勢に順位変動はないが、11周目にロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)がリアム・ローソン(ハイテックGP)を、さらにユーリ・ビップス(ハイテックGP)も立て続けに追い抜き4番手まで浮上。3.6秒先のビシュカールを追いかける。

 残り3周となった19周目。ビシュカールのプレッシャーを受け続けていた2番手のベックマンがターン1で痛恨のブレーキングミス。エスケープを通過した隙にビシュカールがベックマンを抜き2番手へ。ベックマンの0.4秒後方にはシュワルツマンが迫る。

 20周目にシュワルツマンがターン12で3番手浮上。ベックマンはその後もローソンに抜かれて5番手でまで順位を落とす展開となった。

 そしてレースはダルバラが1周目から首位を譲らずトップチェッカー。2位にビシュカール、3位にシュワルツマンが入りここまでが表彰台。佐藤は20位でレースを終えている。

 ポイントランキングは7位フィニッシュのピアストリが124点でトップ。2番手は116点の周、3番手は105点のシュワルツマンだ。フィーチャーレース(決勝レース3)は日本時間9月12日(土)の17時25分からスタートする。

■FIA-F2第5戦イタリア スプリントレース2(決勝レース2) 暫定リザルト
Pos.No.DriverTeamTime/Gap16J.ダルバラカーリン21Laps224B.ビシュカールトライデント6.11431R.シュワルツマンプレマ・レーシング9.38847L.ローソンハイテックGP9.962520D.ベックマンカンポス・レーシング10.82968J.ビップスハイテックGP11.17272O.ピアストリプレマ・レーシング11.73583周冠宇ユニ・ヴィルトゥオーシ12.215921R.ボシュングカンポス・レーシング12.9451010T.プルシェールARTグランプリ15.425115D.ティクトゥムカーリン15.6491212L.ツェンデリMPモータースポーツ17.8001311R.フェルシュフォーMPモータースポーツ21.707149C.ルンガーARTグランプリ25.4671517M.アームストロングダムス26.8111614E.フィッティパルディチャロウズ・レーシング・システム33.214174F.ドルゴヴィッチユニ・ヴィルトゥオーシ35.3541816R.ニッサニーダムス40.0491923A.デレッダHWAレースラボ43.4722025佐藤万璃音トライデント1'22.126--22J.ヒューズHWAレースラボDNF--15G.サマイアチャロウズ・レーシング・システムDNF