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【全部知ってる?】小学館、8月の新語を発表 - 「ボディ・ポジティブ」など

2021年09月10日 17:12  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、 5月18日より開催中の「大辞泉が選ぶ新語大賞」キャンペーンに寄せられた 196件の新語の中から「8月の新語」6件を選定し、『大辞泉』デジタル版に掲載することを9月10日発表した。また、田中牧郎氏による選評と併せて紹介をしている。


選ばれたのは、全部で6つ。



「酸素ステーション」は、入院待機中の中等症コロナ陽性感染者向けの酸素吸入のための施設を指す単語。新型コロナ禍に見舞われた2度目の夏、コロナ関連の新語が誕生しておりこの先も、新語が生まれていると予想しているとのこと。

「ゼロ打ち」は投票が締め切られた直後(開票率0%)に、当選確実を打つことを指す。当選確実を出すことを「当確を打つ」と呼ぶことの派生語だが、テレビ業界用語であり、一般にまで浸透するかどうかは疑問とのこと。



「ボディ・ポジティブ」は、従来の美の基準に束縛されず、ありのままの自分を受け入れて肯定しようというムーブメント。自己卑下をやめ、自尊心を取り戻し、自分自身を大切にすることを指す。



「わちゃわちゃ」は、複数人が仲が良さそうに話している状態を指す言葉。主に近畿地方で使われる表現だが、徐々に全国区になりつつあるという。



最後に、手間やお金をかけていないのに、そう見えないものやことを表す「ちゃんと感」、想定と異なる結果を指す言葉「これじゃない感」の2つが選ばれた。「○○感」という言葉は、若者を中心にさまざまな表現が生まれているとのこと。形容詞や文まるごとを名詞化することが、そのときどきの気持ちを表現するのに便利なのだろうという。



※これらの語釈は一般から投稿されたものとなり、正式な語釈は編集部が執筆陣に依頼し、2022年4月の改定時に『大辞泉』デジタル版に収録する予定(収録されない語もあり)(MN ワーク&ライフ編集部)