通算3代目となる両機種は、そんな数多の進化を集約した一種の完成形と言って良いかもしれません。中でも目立つのは、フォルダブルで世界初となる防水(IPX8)とZ Fold3のSペン(スタイラス)対応。解決不可能とさえ言われたフォルダブルの難題を次々と克服していく様子に、今後の展望を期待せずにはいられません。
ディスプレイと価格に注目の「Galaxy Z Flip3 5G」Galaxy Z Flipの何たるかを問われれば「ガラケーのように使えるスマートフォン」と安易に答えてしまいますが、実際はそれ以上のアイデンティティーを秘めています。
しかしながら、この端末で最も注目すべきは価格と言って良いでしょう。グローバル版の販売価格は999.99ドル(128GB)で、前モデルの1449.99ドルから大幅な値下げとなりました。国内ではドコモだと一括148,896円で、汎型のハイエンドスマホと肩を並べる価格帯に迫っています。
防水+Sペン対応でさらに進化した「Galaxy Z Fold3 5G」Galaxy Z Foldのコンセプトは唯一無二です。同じフォルダブルでもZ Flipが「コンパクトに収納できる」ことを価値とするのに対して、Z Foldの核心はスマートフォンの機能的な限界を拡張することにあります。
普段は折りたたんだ状態で使い、開けば約7.6インチの大画面で作業性を高めることができる。いわばスマートフォンとタブレットの両どり思考で、2 in 1を実現したマイクロソフト「Surface」のような可能性を感じさせる端末です。