2021年F1オランダGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは16番手だった。ペレスは、Q1で路面コンディションが急激に改善するなか、セッション終盤、トラフィックが発生したことで、最後のアタックラップに入れず、Q1落ちという結果になった。
ザントフォールトではオーバーテイクが極めて難しいため、レッドブルは、シーズン残りレースのことを考えて、戦略的にパワーユニットを交換し、グリッドペナルティを受けることを考えているという。
レッドブル・モータースポーツ・コンサルタントのヘルムート・マルコは、『Servus TV』から、どのパーツを交換することを考えているかと聞かれ、「できる限り多くのパーツだ」と答えた。
「そうすれば、ダメージを最小限に抑えて、今後、ペナルティを受けずに済むようになる」
■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス 予選=16番手
FP3 4番手(1分10秒526:ソフトタイヤ/20周)
予選 16番手(Q1=16番手1分10秒530:ソフトタイヤ)
予選に向けて素晴らしいマシンを用意していただけに、とてもがっかりしている。大きな改善を果たしていたので、フロントロウに2台を並べることができたかもしれなかった。こういうポジションに終わるとは全く予想していなかったよ。
(Q1)終盤はとても不運だった。ピットレーンで前のドライバーたちがかなりの低速走行をしており、その影響で2ラップ目のアタックに入ることができなかった。1.5秒遅れで時間切れになってしまったんだ。
チーム全体で話し合い、次のレースに向けて学ぶべきことを探るつもりだよ。そうすることでチームがより強くなるはずだ。
明日のレースでオーバーテイクをするのはかなり難しいことは分かっている。でもこのコースは予想できない部分があるから、僕としてはダメージを最小限に抑えて、チームのためにいくつかポイントを持ち帰ることを目指す。