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メーガン妃を批判し炎上したピアース・モーガン、英国通信庁が「発言の権利」認める 「仕事に復帰できる?」本人も歓喜

2021年09月02日 11:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

英国通信庁に「表現の自由」が認められたピアース・モーガン
英人気番組の司会者ピアース・モーガンがメーガン妃を批判したことに対し、英国通信庁が「発言の権利があると判断した」と発表した。モーガンは妃の言葉を「全く信じない」と言ったことから苦情が殺到、番組を降板するも「表現の自由がある」と主張していた。

今年3月に放送したオプラ・ウィンフリーによるヘンリー王子とメーガン妃へのインタビューでは、妃が自殺願望があったこと、助けを求めた際に王室からサポートを得られなかったことなどを激白した。

これに対し、当時英ITVの朝番組『Good Morning Britain』の司会者だったピアース・モーガンは「メーガン妃の言葉は一言も信じない」と激しく非難。その後「オフコム(Ofcom、Office of Communications、英国通信庁)」には史上最高となる57,000件以上の苦情が殺到、妃の代理人も同庁に苦情を申し立てる騒ぎとなった。

こうした事態を受け、ITVの上級役員がモーガンに放送中に謝罪するよう要求するも本人が拒否し、司会を急遽降板することが決定した。モーガンはその後も「表現の自由が攻撃を受けている」と主張していた。

そして現地時間1日午前、オフコムの公式ツイッターは「本日、サセックス公爵夫妻のオプラ・ウィンフリーとのインタビューを受け、ピアース・モーガンの『Good Morning Britain』でのコメントについての調査を終了した」と発表した。

オフコムは、モーガンの強い意見を制限することは「表現の自由に対する不当かつ冷酷な制限」であると述べ、彼がメーガン妃の発言を「信じないと言う権利がある」と判断したと伝えた。

ついに勝利を収めたモーガンは、自身のツイッターで「オフコムが、オプラ・ウィンフリーに対するサセックス公爵夫妻の扇情的な主張を信じないという私の権利を支持したことを嬉しく思う。それらの多くは真実でないことが証明されている」と喜びを伝えた。

投稿では番組の共同司会者スザンナ・リードとの写真をシェアし「これは言論の自由にとっての勝利であり、ピノキオ姫にとっての大敗北である。私は仕事に復帰できるのか?」とお得意の毒舌を交えた。

フォロワーからは「朝6時半に会おう」「戻ってくれ、ピアース!」「あなたがいなくなってから、番組は変わってしまったよ」と番組への復帰を願うコメントで溢れ返った。

『The Sun』の編集長で超毒舌英王室専門家のダン・ウートン氏は「ピアース・モーガンはオフコムから正当に許可された。言論の自由が勝利をもたらしたのだ。社会問題に敏感なITVは、その過程で自分達の人気番組を台無しにしてしまった」とツイートし、このようにジョークを添えている。

「米国のモンテシートで、朝から電話をするメーガンの隣で目覚めるヘンリー王子になりたいとは思わないだろう。」

画像2枚目は『Piers Morgan 2021年9月1日付Twitter「I’m delighted OFCOM has endorsed my right to disbelieve the Duke & Duchess of Sussex’s incendiary claims to Oprah Winfrey, many of which have proven to be untrue.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)