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GUが本革シューズ全7型を公開、5000円以下でローファーやブーツを販売開始

2021年08月31日 12:42  Fashionsnap.com

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「ジーユー(GU)」が、2021年秋冬シーズンから本格展開を開始したリアルレザーの革靴の発表会を開催した。ダービーシューズやコインローファー、ストレートチップシューズ、ダブルモンクストラップシューズ、オペラシューズの全5型を販売しており、ビジネスシーンだけではなく、トレンドを取り入れたファッションスタイルを提案する。

 リアルレザーの革靴は、顧客の声を反映した商品開発プロジェクト「GU SHOES LAB」において、要望が多かったことから開発に着手。ジーユーでは2015年頃から合皮の「アクティブスマートシューズ」を展開していたが、利用者から「シワが気になる」「安っぽいツヤ感を改善してほしい」「長く履き続けると劣化が気になる」といった声が多く寄せられていたという。こうした顧客の意見を受けて、合皮のようにシワが悪目立ちせず、手入れすることで劣化せずに長持ちするリアルレザーの革靴の開発を2019年頃にスタートした。2021年春夏シーズンからグルカサンダルとダービーシューズを超大型店とオンラインストアで販売しており、秋冬シーズンにはさらにラインナップを拡大した。
 インソールクッションは、硬さが異なる2層で製作することで柔らかさと安定感の両立を実現。アッパーの裏側とインソールのつま先部分はコットン素材を使用して通気性を高めており、靴下への色うつりを防ぐほか、ムレにくく快適な履き心地に仕上げた。ソールには、滑りにくく軽いラバーを採用。履き口の高さやカーブはこれまで販売してきた合皮シューズに寄せられた声などを元にミリ単位で調整し、靴擦れがしにくい設計を意識したという。通常のジーユーのシューズでは1cm刻みの4サイズで展開しているが、リアルレザーの革靴は0.5cm刻みで25~28cmの7サイズを用意。価格は税込3990円で販売しており、オペラシューズを除く4型は10月上旬にスエード素材の別カラーを発売する。また、冬シーズンに向けて11月上旬からはサイドゴアブーツとレースアップブーツの2型(いずれも税込4990円)の販売を開始する。

 コロナ禍でのテレワークの普及により革靴の着用機会が減少している状況での展開となるが、ジーユーのグローバル商品本部VCP部門部長の土上洋佑氏は「ジーユーの合皮シューズは堅調に売れている現状。さらにお客様からの要望が多く集まっていることから期待値が高いと考えている」とコメント。秋冬のトレンドとして綺麗めなコーディネートが支持されると考えており、革靴を合わせたスタイルの提案も行っていく。売上目標は非公開だが、同社の主力シューズの一つに成長させることを目指すという。なお、ウィメンズモデルの展開は現在予定していない。