トップへ

F1第12戦ベルギーGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

2021年08月30日 21:21  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2021年F1第12戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2021年F1第12戦ベルギーGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)だ。

■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ 決勝=10位
 これほどひどい天候をものともせずに来てくれた勇敢なファン、そして自宅観戦してくれた人たちに、レースというショーを見せられなかったことを、もちろん残念に思う。でも、レースを戦うには、視界があまりにも悪く、僕たちにはどうしようもなかった。
 僕自身にとっては、グリッドからいくつかポジションを上げたいと思っていただけに残念だった。でも、安全が常に最優先されなければならない。

 いまは気持ちを切り替えるときだ。幸運なことに、金曜日にはもうザントフォールトのコースを走っている。あそこでのF1レースを走るのは初めてなので楽しみだよ。

■ウイリアムズ・レーシング
ニコラス・ラティフィ 決勝=9位
 もちろん、このようなかたちでレースウイークを終えたくはなかった。誰もがレースを戦いたいと思っていたはずだ。けれども、残念ながらそうするにはあまりにも危険な状況だった。
 でも、ファンは本当に不運だったと思う。一日中、あの寒さのなかで待ち続けてくれたのだから、すごく気の毒だった。最後まで残ってくれた人たち全員に感謝したい。

 チームの観点から言えば、今回もポイントを稼ぎ、表彰台を獲得できたことは、コンストラクターズ選手権でのポジションを固めるうえで役立つはずだ。今日は大きな成果が得られた一日だった。

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 決勝=8位
 奇妙な形で週末が終わったね。実質的にレースをしなかった。なによりも、僕たちのレースを見に来てくれたファンの人たちのことを考えると残念だ。コンディションが良くなることを願ってグランドスタンドにとどまってくれた人たち全員に感謝したい。大変な状況だったはずだ。僕たちとともにいてくれたひとりひとりに、心からのリスペクトを送る。

 路面の水だけを見れば、それほどひどい状態ではなかったが、視界があまりにも悪すぎた。前方がまったく見えなかったんだ。今日の雨量を考えれば、僕たち全員の安全を確保するための正しい判断が下されたと思う。

 あと数日もすれば、オランダで次のレースが行われる。今年カレンダーに加わったコースのための最良のセットアップを、最短の期間で見つけるために調整しなければならない。挑戦のしがいがあるよ。

 僕たちの全般的な弱点のひとつは、ウエットコンディションにあると思う。今後数週間かけて、ここを改善していく必要がある。

■アルピーヌF1チーム
エステバン・オコン 決勝=7位
 今日コースに来てくれたファンのみんなに申し訳なく思っている。少しでもレースを見るために、根気強く、熱意を持って、午後のあいだ待ち続けた人たちにお礼を言いたい。

 残念ながら、この雨でレースの継続は不可能だった。安全がなによりも優先されるべきなんだ。レースを止める、というのは適正な判断だった。ベストを尽くし、最終的に正しい決定を行ったFIAと(レースディレクターの)マイケル・マシを称えたい。コースの状況はかなり厳しくて、特に視界が悪かった。

 今日、僕たちは3ポイント獲得できた。いまは次戦ザントフォールトに気持ちが向いている。天候に恵まれるといいね。

■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=6位
 長い一日だった。レースができなくてとてもがっかりしている。僕たち全員、ファンの皆さんにとても申し訳なく思っている。雨のなか、一日中待ち続けてくれたのに、レースを見せることができなかった。最後までいてくれてありがとうと言いたい。

 今日のコンディションはとてもひどかった。僕は今まであれよりひどいコンディションで走ったことはない。目の前が全く見えない状態で、1周目に誰かがスピンしたら、大きなアクシデントに発展してしまうかもしれない。それが問題だった。ここでのレースがどれだけ危険になり得るかは皆分かっている。だからこれは絶対に正しい判断なんだ。