当日は、Season1から劇伴を担当している澤野弘之と、The Final Seasonから劇伴を担当しているKOHTA YAMAMOTO、そして澤野楽曲には欠かせないゲストボーカルのAimee Blackschleger、Eliana、Laco、mpiが出演。さらに、梶裕貴(エレン・イェーガー役)、石川由依(ミカサ・アッカーマン役)、井上麻里奈(アルミン・アルレルト役)らキャスト陣も登壇した。
コンサートは前半と後半に分かれており、前半は澤野によるSeason1~3の楽曲、後半はYAMAMOTOによるThe Final Seasonの楽曲という構成。演奏中には、その楽曲が使われたアニメ本編の印象的なシーンが大型スクリーンに上映された。この映像は本コンサートのために新たに編集されたもので、エレンやリヴァイ、ライナー、ヒストリア、ジークなどの様々なキャラクターをフィーチャー。それぞれの視点から『進撃の巨人』を振り返るドラマチックな内容となっていた。
『進撃の巨人』を代表するメインテーマ「at'aek ON taitn」で観客を引き込むと、そのまま一気に、立体機動装置での戦闘シーンを盛り上げた劇伴が披露されていく。常に死と隣り合わせでありながら、まだ壁の向こうには自由と希望があると信じていた初期の楽曲たちには、The Final Seasonを経た今だからこそ感じられるようなまぶしさと切なさがあふれた。