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新型IQOS「ILUMA」と専用スティック「TEREA」を試してみた

2021年08月27日 16:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

新型IQOS「ILUMA」と専用スティック「TEREA」を試してみた

 8月17日に行われたフィリップ モリス ジャパンによる新型の加熱式たばこ「IQOS ILUMA(イルマ)」と専用たばこ「TEREA(テリア)スティック」の発表会。取材に訪れた際に新作のメディア用キットをいただいたので、11種のフレーバーも含め、レビューしていきます。


【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】


 いただいたキットにはIQOS ILUMA本体スタンダードモデルの「IQOS ILUMA」と、フラッグシップモデルの「IQOS ILUMA PRIME(プライム)」の2種類とスタンダードモデル用の「ドアカバー」、フラッグシップモデル用の「ラップ」、3色のリングセットが入っていました。こうしたアクセサリーを本体に装着することで、自分だけの「IQOS ILUMA」にカスタムすることが可能です。


 また、全11種類のフレーバーも同梱。IQOS ILUMA用のたばこスティック「TEREAスティック」は、現行IQOSのヒートスティックと同じ20本入りです。



■ スタンダードモデル「IQOS ILUMA」とフラッグシップモデル「IQOS ILUMA PRIME」の違い

 スタンダードモデルの「IQOS ILUMA」と、フラッグシップモデルの「IQOS ILUMA PRIME」はポケットチャージャーのデザインや重量の違いのみ。ホルダーや充電時間などその他の仕様は同じです。


 スタンダードモデル「IQOS ILUMA」は側面のドアカバーを押して開閉するタイプ。従来モデルの「IQOS 3 デュオ」と似た形状で、一回り大きいデザインになっています。


 フラッグシップモデル「IQOS ILUMA PRIME」はマットな質感のアルミ製のボディとデニムのような質感のラップカバーが特徴。磁石が内蔵されているラップカバーを開閉してホルダーを出し入れする仕組みです。



■「ILUMA」専用「TEREAスティック」は全11種類のフレーバー

 「IQOS ILUMA」専用となる「TEREAスティック」は以下の11種類をラインナップ。従来のヒートスティックとは内部構造が異なるため、互換性がありません。また、現行の「マールボロ ヒートスティック」と同じ名前のフレーバーがほとんど。新しいヒートスティックに変わり、現行のフレーバーと味が変わることがないかが懸念されます。


【種類】
-レギュラー
 「リッチ・レギュラー」「レギュラー」「スムース・レギュラー」「バランスド・レギュラー」


-メンソール
 「ブラック・メンソール」「メンソール」「ミント」


-フレーバー系メンソール
 「パープル・メンソール」「イエロー・メンソール」「トロピカル・メンソール」「ブライト・メンソール」


■ 11種の違いを試してみた

 「TEREAスティック」をホルダーに挿入すると、ホルダーが振動しスイッチが自動でオン。再度振動が来たら使用可能のサインです。


 はじめにレギュラー系の「リッチ・レギュラー」を試してみると、その濃厚さにびっくり。従来の「リッチ・レギュラー」の味わいをほぼそのまま継承しており、吸いごたえも変わりなく、吸ったあとの口の中の後味も気になりません。香ばしくブレンドされた、その名の通り「リッチ」な旨味と重厚な吸いごたえを味わうことが出来ました。


 今回のレビューでは時間をおいて、各1本ずつ試していますが、レギュラーだけで吸いごたえ比較をしていくと


1:リッチ・レギュラー
2:レギュラー
3:スムース・レギュラー
4:バランスド・レギュラー


 という順(個人の感想です)。パッケージの色の薄い「バランスド・レギュラー」はあっさり。パッケージの色が濃くなるにつれ濃厚になると思っていただければ分かりやすいかと。


 続けてメンソール系。従来でも人気フレーバーの「ブラック・メンソール」をまず試してみると、お馴染みのキリッとしたメンソール感が効いていて、なおかつ非常にスッキリ。鼻から抜ける感じもハッキリしていて、ガツンと来る強冷感は「ブラメン」そのものでした。


 メンソール系も、吸いごたえ、特にメンソール感について順をつけていくとするならば


1:ブラック・メンソール
2:メンソール
3:ミント


 といったところ。刺激のあるブラック・メンソールからミントにかけて、徐々に刺激は控えめになっていくものの、ミントはミントで軽くメンソールを味わいたいときにはちょうど良い、という感じ。メンソールは好みがあるので、刺激に弱い方はミントから試した方がいいかもしれません。


 フレーバー系は「トロピカル・メンソール」をまず試してみましたが、マンゴーのようなふわっと膨らむフルーティな香りの次に、メンソールの刺激を感じる味わい。もちろんたばこそのもののコクも深く、非常に吸いごたえある仕上がり。


 次に「ブライト・メンソール」はライムのような、でも少し甘い香りも感じました。こちらもメンソール感に関しては、「トロピカル・メンソール」とほぼ変わらずガツンと来る印象。


 「パープル・メンソール」はベリーかブドウのような香り。今回フレーバー系は4種ためしていますが、一番香りを感じたかもしれません。また、メンソール感、吸いごたえも4種の中では最も深い印象です。


 最後に「イエロー・メンソール」。箱をあけるとふわっと柑橘系のような香りがします。例えるならレモンでしょうか。口に含むと……メンソールと柑橘系の香りが半分半分。フレーバー系初心者には向いているのかな?という気がしました。


 筆者は普段、レギュラー派なので実はフレーバー系はかなり久しぶり。どれも個性がそれぞれあって、正直評価が難しいところ。これについては順位をつけないでおきます。


 とはいえ、いずれも吸った感じは従来のIQOSとほとんど変わらず。その点については、一ユーザーとしてもほっとしました。また、掃除いらずのため毎回クリーンな味わいが楽しめます。恐らく違和感なく「IQOS ILUMA」と「TEREAスティック」に移行できそうな気がします。


(山口弘剛)