WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているトヨタGAZOO Racingは8月25日、9月22~24日にスペイン・バルセロナで行われるTGR WECチームの走行テストに、平川亮が参加すると発表した。
トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(現TGR-DC)出身の平川は、今シーズンはスーパーGTのGT500クラスにTGR TEAM KeePer TOM'Sから、全日本スーパーフォーミュラ選手権にcarenex TEAM IMPULからそれぞれ参戦している。
平川は6月のポルトガル・ポルティマオでのテストに続き、トヨタが今季WECに投入したル・マン・ハイパーカー(LMH)、『GR010ハイブリッド』をドライブする機会を得ることになる。
TGR WECチームの村田久武代表は先週、ル・マンからのリモート会見において、今後平川が参加するテストスケジュールを調整中であるとしていた。なお、この週末(9月24~26日)には、本来WEC富士6時間レースが予定されていたが、中止が決定している。
発表されたリリースの中でTGRは「今回の平川のテストを始め、TGRは世界の舞台を目指すドライバーの応援と育成を今後も続けていきます」としている。
バルセロナではWECのレースが開催されたことはないが、2019/20シーズンの開幕前公式テスト“プロローグ”が行われている。