1988年から1992年までHanako(マガジンハウス)で連載された「るきさん」は、のんびりしていてマイペースな主人公のるきさんと、おしゃれと買い物が好きでちゃきちゃきした性格の親友・えっちゃんの2人による、30代半ばの女性の友情を描いた物語。今回開催される「るきさん in 銀座 蔦屋書店」では、「るきさん」の中からセレクトされた「すきっぷ」「お習字」「おふろ」「おなら」という4つのエピソードの複製画と、ハンカチーフ、「えっちゃんのピンズ」、「『るきさん』切手風シール」というオリジナルグッズが店頭とオンラインストアで展示および販売される。複製画は高野自身により選出されたもので、単行本版のオールカラーと、単行本では見ることのできない入稿直前の生原稿がそれぞれ直筆サイン入りにて制作された。イベントやアイテムの詳細は特設サイトで確認しよう。
「るきさん in 銀座 蔦屋書店」は9月30日まで開催。明日8月25日10時30分には、オンラインストアにて複製画とグッズの先行予約がスタートする。なお高野からはコメントが到着。「るきさん、今では60歳。足がちょっと弱っちゃったけど、今日もスキップしています」とメッセージが綴られた。
■ 「るきさん in 銀座 蔦屋書店」企画担当者コメント 筑摩書房から刊行されている「るきさん」の文庫版裏表紙には「ハードカバー版を持っている人も、旅行に、通勤に『ポケットにるきさん』」という言葉が添えられています。まさしく私はその言葉の通り、必携書として、旅行にも通勤にも持ち歩いている読者です。転職をした友人や、大学を卒業した後輩など、何かの節目を迎えた人たちには彼女たちの幸せを願って「るきさん」をプレゼントしたことも幾度かありました。私だけでなく、毎日たいせつに繰り返し読んでいる読者の方がきっと沢山いらっしゃると思います。読むと心がほっとするるきさんとえっちゃんの日常を、自宅や外出先でも楽しめるよう、今回の展示と商品化を企画しました。高野文子さんご本人とご相談しながら、一緒に制作した商品です。楽しんで頂けると嬉しいです。(企画担当者:美土路)