トップへ

「ティファニー」ビヨンセ&ジェイ・Z夫妻を起用したキャンペーン発表 バスキアの作品も初公開

2021年08月24日 12:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ビヨンセとジェイ・Zを起用したキャンペーン「ABOUT LOVE」 Image by: Tiffany & Co.
「ティファニー(Tiffany & Co.)」が、ビヨンセ&ジェイ・Zを起用した新ブランドキャンペーン「ABOUT LOVE」を発表した。エンターテインメント界のビッグカップルとして知られるカーター夫妻が二人そろってキャンペーンに出演するのは今回が初めて。

 「ABOUT LOVE」は、ティファニーの新たなクリエイティブディレクションのもと制作された、現代の愛を称えるキャンペーン。時を超えた愛の美しさとその多様な側面を表現すると同時に、現代の愛のあり方について新たなビジョンを提示する。
 キャンペーンでは、ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の作品「Equals Pi」(1982年)を背景にカーター夫妻を撮影。ティファニーが所有する同作品が公の場で披露されるのは今回が初めて。なお、夫妻が着用したドレスやタキシードは、映画「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘップバーンが着用したブラックドレスのメーカーでもある「ジバンシィ(GIVENCHY)」が製作した。
 「ABOUT LOVE」でビヨンセが着用しているイエローダイヤモンドは、19世紀に発見されたジェムストーンの中でも最も希少性の高い宝石の一つ。1877年に南アフリカで発見された原石を、その翌年に創業者チャールズ・ルイス・ティファニーが購入。ダイヤモンドの権威としてティファニーの地位を確固たるものとした、ブランドの歴史を語る上で欠かせないダイヤモンドだ。総重量128.54カラット・ファセット数82面の「ティファニー ダイヤモンド」がブランドキャンペーンで着用されるのはブランド史上初となる。
 夫妻の起用について、ティファニー エグゼクティブヴァイスプレジデント プロダクツ&コミュニケーションズのアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)は「ビヨンセとジェイ・Zは、現代のラブストーリーの主役。まさに理想のカップルです。ティファニーは、愛、強さ、自己表現を象徴するブランドとして愛されてきました。こうした価値観を体現するカップルは、二人以外に考えられませんでした」とコメント。
 今回公開されたキャンペーンヴィジュアルのほか、映画監督 エマニュエル・アジェイ(Emmanuel Adjei)による映像作品も9月に公開予定。映画「ティファニーで朝食を」の主題歌として広く知られる名曲「ムーン・リバー」をビヨンセがアレンジを加えて歌い、その様子をジェイ・Zがスーパー8 カメラで撮影しているという。