約3年にわたるTVアニメの放送を5月に終えた「キラッとプリ☆チャン」。放送終了後初のライブであり、「プリ☆チャン」初となる有観客単独公演「Welcome to プリ☆チャンランド!」には、桃山みらい役の林鼓子ら全16人のキャストが出演した。幕開けを飾ったのはライブタイトルにちなんだ「キラッとプリ☆チャンランド」。浮き輪やひまわりが飾られた海の家モチーフのステージを、カラフルな衣装のゴーゴー!マスコッツがさらに華やかに彩る。続いてメルティックスターが「寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL」を、招待客をもてなすように優雅に歌い踊ると、ミラクル☆キラッツは「SUPER CUTIE SUPER GIRL」で観客にクラップを促し、元気よく会場を盛り上げた。
ライブ前半ではだいあの「フレンドパスワード」を皮切りに、各キャラクターのソロ曲が怒涛のメドレー形式で展開されていく。ミラクル☆キラッツとメルティックスターの6人はもちろん、まりあの“かわいい”がいっぱいに詰まった「シアワ星かわいい賛歌」や、透明感のある歌声が印象的なイブの「プラネタリウムの殻」、大人っぽくしっとりと歌い上げるルルナの「Lustro della LUNA」など、それぞれのプリ☆チャンアイドルの輝きが楽曲を通して届けられた。“アナザーだいあ”による「フレンドパスワード ~Another World~」でメドレーを締めくくると、MCではメルティックスターの3人が登場。ステージにちなんで客席に“海”を作ろうと呼びかけると、青いペンライトでウェーブを起こし、声が出せない中でも会場に一体感をもたらした。
後半はデュオ曲のパフォーマンスへ。 みらい・えもの「レディー・アクション!」、あんな・さらの「Play Sound☆」が続けて披露されたあと、ライバル関係からかけがえのない仲間へと変わっていった両者の関係を辿るように、えも・あんなの「ツヨキ!ツインテールズ」へとつなぐ。歌いながら2人が時折交わし合う、満面の笑顔が印象的だ。さらにWだいあの楽曲「MEMORIES FOR FUTURE -Ray-」では、ステージに立つ佐々木がアナザーだいあとしてだいあと歌声を重ね、バーチャルアイドル・だいあの存在を確かに感じさせた。そして暗転したステージに「ドキドキ!ジャマーチャンネル!」という名乗りが響くと、「い・た・ず・ら!しに来たよー!」という声とともに雷のようにライトが点滅。大きな拍手に迎えられて登場したおしゃまトリックスの2人は、アニメから飛び出してきたような、おばけのモチーフがちりばめられたキュートな衣装に身を包み、「いたずらカーニバル!!」を初披露してファンを沸かせた。
ゴーゴー!マスコッツが繰り広げるほのぼのとしたグッズ紹介を挟むと、ライブもいよいよクライマックスへ。成長途中のゴーゴー!マスコッツによる元気いっぱいの「おやくそくセンセーション」と、マスコットとしてアリスとイブの成長を見守ってきたソルルとルルナの「Awakening Light」という対照的な2曲が、TVアニメ終盤のエピソードを思い起こさせる。そしてメルティックスターは「La La Meltic StAr」を、彼女たちらしい堂々としたパフォーマンスで披露。ミラクル☆キラッツはキラッCHUをステージに迎え、アニメのクライマックスでキーになった楽曲「ファイナルイルミネーション」を初披露した。