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アンジェリーナ・ジョリーがインスタグラム開設 アフガン少女からの悲痛な手紙を公開

2021年08月22日 12:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「基本的人権のために闘う人々の声を共有していきたい」とアンジェリーナ・ジョリー
アンジェリーナ・ジョリー(46)が自身の公式Instagramを開設し、アフガニスタンに住む少女から届いた悲痛な手紙を公開した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使を務めるアンジェリーナは「基本的人権のために闘う世界中の人々のストーリーや声を共有するために」Instagramに参加したと説明しており、すでに680万人超のフォロワーを獲得している。

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アンジェリーナ・ジョリーは2001年から2012年までUNHCR親善大使を務めた後、現在はUNHCR特使として紛争国の女性達や子供達を支援するため精力的に活動している。

そんなアンジェリーナが現地時間20日に公開したのは、タリバンの支配下にあるアフガニスタンに住む10代の少女から送られた手書きのレターだ。

アフガニスタンではアメリカとの20年に及ぶ紛争の末、米軍隊が撤退する2週間前にタリバンが国を支配した。少女の年齢や名前にモザイクがかけられた手紙にはタリバンの支配以来、人々の権利と自由が奪われたという内容が切々と綴られている。

少女は、タリバンの支配下にあるため学校に行くことが困難であると説明し「私達はみんな自由を失い、再び投獄されています」と明かした。

また「私達はみんな権利を持っていて、自分の権利を自由に守ることができました。でも彼ら(タリバン)が来るとみんなが怯えてしまい、全ての夢がなくなってしまったと思ったのです」と悲痛を伝えた。


手紙を紹介したアンジェリーナは「アフガニスタンの人々はソーシャルメディアでコミュニケーションしたり、表現の自由を奪われている。そこで私は、彼らのストーリーや基本的人権のために闘っている世界中の人々の声を伝えるためにインスタグラムを開設しました」と説明し、このように続けた。

「私は911の2週間前、アフガニスタンの国境でタリバンから逃れてきたアフガン難民に会ったことがあります。それは今から20年前だった。国を襲った恐怖と不安から抜け出したアフガニスタンの人々が、またしても避難生活を強いられているのを見るのは心が痛みます。」

「多くの時間とお金を費やし、血を流し、命を失って、このような結果になったとは、ほとんど理解できない失敗です。」

「世界で最も有能な人々の一部であるアフガン難民が、重荷のように扱われている様子を何十年にもわたって見てきました。このことには心が痛みます。」

さらに「教育を受けることを望むだけでなく、そのために闘っている多くの女性達や少女達に出会った」と明かし、「コミットしている他の人々のように私も目を背けずに頑張ります。手助けできる道を探し続ける。皆様が参加してくれれば嬉しいです」とフォロワーに向けて支援を呼びかけた。

画像2、3枚目は『Angelina Jolie 2021年8月20日付Instagram「This is a letter I was sent from a teenage girl in Afghanistan.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)