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『推しの王子様』好きの矢印が錯綜 瀬戸利樹が渡邊圭祐に語った“恋をすること”

2021年08月20日 10:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『推しの王子様』(c)フジテレビ

 泉美(比嘉愛未)と光井(ディーン・フジオカ)が自分を「賭け」の対象にしていたと知った航(渡邊圭祐)は泉美に不信感を抱き、泉美と暮らしていた家を飛び出してしまう。しかし、会社で寝泊まりをしようとしていた航を偶然、有栖川(瀬戸利樹)が発見。航は有栖川の自宅に連れて行かれる。そこで航は有栖川のある“想い”を聞くことになった。これまで、泉美と航、杏奈(白石聖)と航、光井と泉美と、多くの恋愛模様が描かれてきた『推しの王子様』(フジテレビ系)。第6話では、そこに有栖川が加わり、さらに恋の矢印が錯綜する展開となった。


 光井の右腕として信頼されている有栖川は、厳しくも優しい光井を尊敬していた。そしてその人柄に惹かれ、光井にそれ以上の想いを抱いているよう。そのため、「好き」の気持ちが分からなかった航のことが気になっていたのだ。有栖川から気になっている相手に気持ちを伝えたかを問われた航は、「好きになった相手が自分のことを見てくれてないとわかったらどうしますか?」と、今の不安な気持ちを吐露。航以上に“片想い歴”が長い有栖川は「諦める必要なんてないんじゃないかな」と優しく答えた。「恋をするとさ、道端の花とか葉っぱとかいろんなものが輝いて見えたりして、自分の世界が変わる」「好きな人がこの世にいるってだけで自分の居場所が見つかった気になるんだ」と微笑む有栖川はまさに恋をしている青年そのものだ。


 そんな有栖川を演じる瀬戸利樹は2014年に『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)でデビューし、ファーストを守る高校球児を熱演。2016年には『仮面ライダーエグゼイド』で“2号ライダー”、鏡飛彩を演じるなど、クールな役どころが多かった。しかし最近では『シンデレラはオンライン中!』(FOD)で、平凡な女子大生との恋に悩む超エリート男子になったり、『理想のオトコ』(2021年/テレビ東京)では恋に積極的な肉食系男子になったりと、ラブストーリーにはなくてはならない存在になりつつあるのである。今作、『推しの王子様』のスピンオフドラマ『ぼくの推しは王子様』(FOD)では、主演を務めている。


 「好きだって気持ちは大切にしたほうがいいと思う。何より、好きだって気持ちは止められないしね」という有栖川の言葉もあり、自分の、泉美への気持ちに気づいた様子の航。一方泉美は、光井から、「本当は彼に謝りたいのに素直に話しかけることができない」「ずっと悩んでて苦しそうだよ」と今の気持ちをズバリと言い当てられ、航に素直になるように背中を押されていた。航はやっとの思いで泉美を探し出し、自分の気持ちを打ち明けようとするが、そこに「新たな問題」が立ちはだかるのだった。


 気持ちが通じ合い、笑い合う泉美と航が見られる、と思いきや、なかなかそううまくはいかないようである。


(久保田ひかる)