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戸塚祥太「僕が女性だったら、完全に落ちてます」 松岡昌宏の“キュン” な行動とは?

2021年08月18日 03:41  リアルサウンド

リアルサウンド

(左から)内片輝監督、泉里香、松岡昌宏、池田鉄洋、戸塚祥太

 8月22日より放送・配信がスタートする『連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル』の完成報告会が8月17日、都内で行われ、松岡昌宏、泉里香、池田鉄洋、戸塚祥太(A.B.C-Z)、内片輝監督が登壇した。


【写真】主演の松岡昌宏


 本作は、伊兼源太郎の同名小説をドラマ化したハードボイルド・サスペンス。4万人を超える警視庁職員の不正を取り締まり、「警察の中の警察」とも称される警視庁人事一課(通称:ジンイチ)監察係にフォーカスし、複雑に絡み合う警察内部の思惑を描き出す。


 捜査一課からジンイチに異動となった主人公・佐良正輝を演じる松岡は、「今までに経験したことのないお芝居だった」と話し、「本当に心に残る作品になった」と感慨深げ。内片監督が「すごくいい作品になったと自負しております」と続けると、キャストたちからは笑みがこぼれた。


 これまで数々の作品に出演している松岡だが、未知の世界であるジンイチについては大量の資料を読んだといい、「お恥ずかしい話ですけど、6回くらい台本を読み直した」とも。「ふだんは自分に似た部分からヒントを見つけて繋いでいく芝居の作り方をするんですけど、佐良という男にはまったく(共通点が)見つからなくて。ゼロから現場で作っていけたので、楽しかったですね」と打ち明けた。


 またジャニーズ事務所の後輩であり、松岡とドラマ初共演となる戸塚が「勉強することだらけでした。お芝居のことはもちろん、現場での存在の仕方というか。台本も読んでないですし、現場のムードを作ったりしていて、“これがスターか!”って」と尊敬の眼差しを向けると、松岡は「飯おごってやる」とご満悦。


 「ありがとうございますっ! 仕事しました!」とおどけた戸塚だが、「リアルにそう感じました。クランクインの時、自分の中でブレていたところがあったんですけど、目標を定められた。頑張ればこういうところに行けるかもしれないって、みなぎるエネルギーをいただきました」と続けると、松岡は「的確に、いいとこをちゃんと見てますよね。僕の辞書には謙遜という文字はないので、そのまま受け取ります」と笑っていた。


 一方、そんな戸塚について松岡は、「事務所の先輩後輩とはいえプロフェッショナルですから。こういうお芝居をする人なんだと刺激を受けました。一応、先にやらせてもらっている僕としては、食われたらヤバいなと思うじゃないですか」と話すと、戸塚は「幸せですね、光栄です」と嬉しそうに語った。


 さらに戸塚は「満月の日、カットがかかった瞬間に『満月見えるぞ』って。僕からは上半分位しか見えていなかったんですけど、松岡さんが『お前、そこからじゃ全部見えないだろ。こっちだ』って、僕の手を掴んで満月が見えるところまで連れて行ってくれたんですよ。僕が女性だったら、完全にオチてます。僕、すぐに携帯にメモったんです。“松岡さんのコウカク(行動確認)”って」と興奮気味に松岡とのエピソードを披露。


 佐良のバディを演じた池田も、「年下でいらっしゃるんですけど、すげえ兄貴だなと。車の中で2人きりで雑談している時間が最高でした。宝物です」と松岡を絶賛。「ほんとカッコいいんですよ」「お話もおもしろいしね」と盛り上がる戸塚と池田に、松岡は「いい加減にしてもらっていいですかね」と顔を赤らめツッコミを入れていた。


 ここでMCが、仲村トオルからの“密告文”を代読。「モノマネがうまい」と“密告”された松岡は、「我々みたいなヤンチャなやつは、トオルさんを観て育ってる。だからバッと目があった瞬間に、本当に失礼なんですけど『(ビー・バップ・ハイスクールの)徹だ……』と言っちゃって。感動しました」と、仲村との初対面を振り返った。


 さらに、登壇者の“密告エピソード”について松岡は「監督がドS。これでもOK出ませんか!?って。(泉演じる)皆口、死んじゃいますよ!?って」と、何テイクも重ねたという泉の撮影シーンを回顧。「思い当たります、すみません」と謝罪する内片監督に、泉は「私は感謝の気持ちしかないです」と笑顔を見せていた。


 また、“印象的な場面”を聞かれた泉は、躊躇なく松岡が海に入ったシーンを挙げ、「カッコいい~って、持っていかれました」と称賛すると、松岡は「2時間巻きで帰りました」とニンマリ。続く戸塚は自身の殉職シーンについて、「血のりの機械みたいな管を体に設置して、自分で血の量を調節しました」と述懐。池田が「あのシーン、苦しい演技なはずなのに、妙に色っぽくて。あれは狙い?」と尋ねると、「いや、監督の指示通りに。現場に入ってからも細かく指示していただいて」と微笑んだ。


 最後に松岡は「おそらく今まで見たことがないであろう作品になっていると思う。そこに参加できたことに感謝しつつ、ひとりでも多くの方に観ていただきたいと本当に心から思います」と挨拶。内片監督が「サスペンスとしても人間ドラマとしても、最終回の残り1分まで楽しめる作品になっています」とアピールし、締めくくった。


(取材・文=nakamura omame)