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母国優勝のヌービル「大きなプレッシャーとともに自信もあった」/WRC第8戦ベルギー デイ3後コメント

2021年08月16日 13:41  AUTOSPORT web

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母国ラウンドで2021年シーズンの初優勝を飾ったティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第8戦ベルギー
8月15日、WRC世界ラリー選手権第8戦ベルギーの競技最終日となるデイ3はSS17~20が行われ、ラリー初日から総合首位に立ちリードを守ってきた“地元のスタードライバー”ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が母国で2021年シーズン初優勝を飾った。そんな『イープル・ラリー・ベルギー』の全日程を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/総合47位
「良い週末ではなかったのは確かだ。金曜日の僕のミスのせいで、今回は競争から外れてしまった」

「その後もリズムを掴むのが難しく、自分が望んでいた場所にいることができなかった。誰とも競えない状況になるとよくそうなってしまうものなんだ」

「このラリーについては本当に多くのことを学んだし、マシンを無事にフィニッシュまで戻すことができた。これまでどおりチームのハードワークには感謝したい。彼らはつねにベストを尽くしてくれている」

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合優勝
「ここに来るにあたって大きなプレッシャーがあったが、正直に言えば週末全体をとおして僕は自信を持っていて、気持ちをリラックスさせ、コントロールできると感じていた」

「チームとマシンに全面的に頼ることができたし、実際に完璧にうまくいった。マルティン(・ウィダグ/コドライバー)との初優勝を獲得できてうれしいよ。長い時間が掛かったが、今は気分が一層良くなった」

「ここで結果を出さなければならないことは分かっていた。母国イベントということもあるし、チャンピオンシップのために多くのポイントも取る必要があった」

「世界でも最高のサーキットでファイナルステージを走れるのは、本当に特別なことだ。ここは僕のホームタウンからたった15kmのところで、友人と家族が応援してくれたし、お祝いのドーナツターンもできた。素晴らしい週末と結果を味わっているよ!」

●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合6位
「素晴らしくチャレンジングなイベントだった。WRCカレンダーに追加されて良かったよ。今週末は誰もティエリー(・ヌービル)とマルティン(・ウィダク/コドライバー)に敵わなかった。彼らにおめでとうと伝えたい」

「でも、僕たちもここの道を目の当たりにして経験したから、次回戻ってくる準備はできているよ」

「他にないようなユニークなターマックイベントだった。クロアチアともカタルーニャとも比べられないよ。だから直に学ぶことが重要だった。全体的には、僕たちは望む結果は出せなかったけれど、チームにとっては成功したイベントだったから、ポジティブな面があったね」

●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合2位
「ここイープルで、ヒュンダイの一員としてワン・ツー・フィニッシュを決めることができたことには大きな意味がある。ときには出場イベントの間が大きく空いてリズムを掴むのに苦労するが、2回連続でイベントに出て2回表彰台を飾るのはすばらしいことだ」

「僕が将来に向けて前進するにあたって、間違いなくさらなる自信を得ることができた。僕たちにはこの水準でパフォーマンスを発揮する材料がすべてそろっていた」

「このようなマシンをドライブできるなんて光栄だし名誉なことだ。チームの全員にお礼を言いたい。グラベルクルー、サービスのスタッフ、そしてポール(・ネイグル/コドライバー)にもね。今週末のパッケージはすばらしかったし、本当に楽しめたよ」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合5位
「表彰台をかけてチームメイトといい戦いをし、エキサイティングな最終日になることを期待していたが、今朝最初のステージを3、4km走ったところでパンクに見舞われてしまった」

「ライン上にあった小さな岩に気がつかずに当たってしまい、我々の戦いはそこで終わってしまったので、その後はパワーステージに集中することにした。ステージ優勝は叶わなかったが、2番手タイムで4ポイントを追加獲得することができた」

「そのおかげで選手権のリードをさらに1ポイント拡げることができたので、悪くない週末になったと思う」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/総合4位
「残念ながら、今日は今回のラリーで、もっとも悪い一日になってしまった。今朝は、最初からあまりうまくいかなかった。ハードに攻めたところもあったが、いくつかミスをしてしまいタイムを失ったんだ。今日は自分たちのための日ではなかったと思う」

「カッレは非常に強く、素晴らしい結果を残した。全体的に悔しい週末になったけど、もう少し良い戦いをすることはできたはずだ」

「いくつかの場所や特定のコンディションでは非常に良いパフォーマンスを発揮できたと思うが、それをすべてのステージで維持することができなかった。次のラリーが楽しみだし、もっと良い戦いができるように頑張りたいと思うよ」

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合3位
「今回のベルギーでの最終日はとても良かった! 今まで経験してきた日曜日の中でもっとも激しい戦いのひとつだったし、チームメイトとの競い合いを楽しむことができた」

「スパ・フランコルシャン周辺のステージは、自分にとっては比較的簡単だった。これまで他のラリーで走ったことのあるステージに近かったためペースを上げやすかったけど、それでもかなりトリッキーだったね」

「この結果にはとても満足している。自分よりも順位が上のふたりは、このラリーでの経験が豊富だったし、金曜日のタイムを見ても誰も彼らに敵わないことは明らかだった」

「自分たちの経験が少なかったことを考えれば、他のドライバーに負けずに表彰台に立つことができて、本当に良かったと思う」