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ブリトニー・スピアーズの父親、後見人辞任に同意「秩序ある移行を準備する」

2021年08月14日 11:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

後見人制度を「終わらせたい」と訴えていたブリトニー(画像は『Britney Spears 2021年5月26日付Instagram「ROSE」』のスクリーンショット)
ブリトニー・スピアーズの父ジェイミーさんが、後見人を辞任することに同意したことが明らかになった。ジェイミーさんの弁護士は「今後、新しい後見人への秩序ある移行を準備する意向だ」と法的文書で述べている。

『TMZ』が現地時間12日、ブリトニー・スピアーズの父ジェイミー・スピアーズさんの弁護士が法的文書を裁判所に提出し、後見人からの辞任意向を表明したと伝えた。

文書では「ジェイミー氏を財産後見人としての職務停止や解任する根拠は実際にはない。現時点で後見人を変更することがブリトニーさんの最善の利益になるかについては、大いに議論の余地がある」と説明したうえで、後見人から退く理由について述べた。

「ジェイミー氏は不当な攻撃を受け続けているが、後見人を続けて娘と公の場で争うことが彼女の最善の利益になるとは考えていない。この不当な解任申し立てに異議を唱える必要があるものの、ジェイミー氏は裁判所や娘の新しい弁護士と協力し、新しい後見人への秩序ある移行を準備する意向だ。」

最後には「ジェイミー氏は正式な肩書に関係なく、ブリトニーさんの父親であることに変わりはない。彼女を無条件に愛し、常に彼女の最善の利益について考えている」と締めくくられた。

ブリトニーの新たな弁護士マシュー・ローゼンガルト氏は同メディアの取材に応じ、「ジェイミー氏と彼の弁護士が、彼を解任することが必要だとようやく認めたことは大変嬉しい。しかし必ずしも驚くことではない」と答えた。

続いて「我々は、娘の財産から数百万ドルの利益を得ていた過去13年間のジェイミー氏や他の人々の行為について、精力的に捜査を続けていく意向であり、近い将来ジェイミー氏の宣誓証明を取ることも期待している」と言い、「それまでの間、虚偽の告発をしたり自分の娘に対し卑劣な批判をしたりするよりも、ジェイミー氏はすぐに身を引くべきである」と述べた。

ブリトニーの後見人制度は、彼女の精神状態を懸念して2008年に裁判所命令によって合意されたもので、ジェイミーさんに彼女の財産や私生活の管理権が与えられた。

ジェイミーさんは2019年に体調を崩したため後見人を降り、ケアマネージャーのジョディ・モントゴメリーさんが一時的にジェイミーさんの代理を務めた。ブリトニーの財産管理においては、引き続きジェイミーさんが後見人として資産管理会社と管理している。

ブリトニーは体調が回復したジェイミーさんが私生活の監視を含む後見人になることに強く反対し、裁判へと持ち込んだ。するとファンの間では、ブリトニーの解放を求める「#FreeBritney」キャンペーンが始まった。

2020年11月にはブリトニーが弁護人を通して「父が後見人として管理する間はパフォーマンスを行わない」と伝えた。また、今年2月には彼女の後見人制度をめぐる争いをテーマにしたドキュメンタリー番組『Framing Britney Spears(原題)』が放送され、多くのセレブが彼女をサポートする意志を表明した。

6月にはブリトニーが裁判所の審問に出席し、自身の後見人制度について初めて公の場で発言。後見人制度が虐待的であり、この制度を終わらせたいと裁判官に訴えていた。

画像は『Britney Spears 2021年5月26日付Instagram「ROSE」、2016年2月18日付Instagram「The fam!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)