レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイによると、今年チームに加入したセルジオ・ペレスは、様々な貴重な意見をチームに提供しているという。
チームは昨年、ピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンがマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして十分な力がないと判断した。昨年12月にペレスのレッドブル加入が決まったが、ペレスは2007年のマーク・ウエーバー以来となる、ジュニアプログラム外からレッドブルと契約したドライバーになった。
ニューウェイはこの外部からの視点がRB16Bの開発において“非常に役に立っている”と述べている。
「このスポーツにおける素晴らしい部分のひとつは、人の意見を別の方法でドライバーの行動データに織り込むということだと思う」ニューウェイは語った。
「だから彼らのコメントは非常に重要であり、経験豊富なセルジオが他のチームから今年我々に加わったこともとても役にたつ」
「マークとデイビッド・クルサード以降は、レッドブル・ドライバー・プログラム外からのドライバーはいなかったので、他チームでの経験は、我々が他のドライバーから得たものに様々な視点と意見を付け加えてくれる」
またマシンのセンサー数にかかわらず、ニューウェイはドライバーたちに“開発において大きな影響力を”持たせている。
「実際のところ、マシン上にある何百ものセンサーからデータを測定している。空力やビークルダイナミクスなどのものだ。こうしたものからマシンの挙動がある程度分かるが、なぜそうなっているのかをはるかにうまく語ってくれるのはドライバーだ」とニューウェイは説明した。
「その後はドライバーのコメントとセンサーのデータを結びつけるということになる」