同プロジェクトは、2020年東京オリンピック・パラリンピックを文化的側面から活性化させることを目的とした東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」のひとつ。目のメンバーでアーティストの荒神明香が中学生のときに見た夢から着想しており、年齢や性別、国籍を問わず世界中から顔を募集し、選ばれた「実在する一人の顔」を東京の空に浮かべる。企画提案から実施まで約3年の期間を経て、7月16日に代々木公園で実施した際にはビル6~7階分の巨大な顔が浮かぶ光景が話題を集め、ツイッターでトレンド入りを果たした。なお、顔のモデルに関する氏名等の個人情報は公開していない。
今回は東京都内で午前5時頃より浮上を開始。気温は22度で、小雨が降る中、巨大な顔に空気が入り始めた。前回と同様に顔の大きさはビル6~7階分のサイズ。プロジェクトのコンセプトを保つ観点から、浮上エリアや制作方法、浮上方法などは非公開としている。浮上地のロケーションは、浮上する顔と共に、周辺の景色全体が作品になるため、「東京を景色として象徴してくれるような場所のひとつ」を選んだという。周辺エリアには、巨大な顔をスマートフォンで撮影しようと足を止める人の姿も見られた。