Apple Musicが今年の6月から提供を始めた、立体音楽体験が楽しめる「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」に対応する“邦楽系コンテンツ”が勢いよく増えています。人気アーティストのOfficial髭男dism(ヒゲダン)の新譜「Editorial」も、8月18日から全14曲が空間オーディオで聴けるようになります。8月11日には、アルバムの楽曲『アポトーシス』の先行配信がひと足早くスタートしました。
邦楽ロック・ポップスの世界にはOfficial髭男dismのように、演奏のグルーヴ感だけでなく、アレンジの細部にまでこだわりながら情報量の豊富なサウンドを徹底的に作り込むアーティストやサウンドエンジニアが数多く活躍しています。先月には、アリス=紗良・オットの空間オーディオ対応2作品目となる新譜「Echoes of Life」もApple Musicで配信がスタートしています。日本のアーティストのこだわりが空間オーディオという新たなデジタル技術と融合し、今後新たな音楽表現の極みに到達するのではないか…と筆者はとても期待しています。
Official髭男dismは、Apple Musicのコンテンツとして聴けるラジオストリーミング、Apple Music 1の番組「J-Pop Now Radio」のエピソード40にもゲストとして出演。こちらでも新しいアルバムの制作エピソードや空間オーディオの体験を語り尽くしています。今後、Official髭男dismの作品については、最新作の「Editorial」のリリースに続いて公開中のアーカイブも次々に空間オーディオ対応の作品としてアップデートされ、Apple Musicで配信を予定しているそうです。
空間オーディオに対応するコンテンツは、最新のOSにアップデートしたiPhone/iPadに任意の無線・有線タイプのヘッドホン・イヤホンを接続して聴く方法が最もシンプルです。アップルのAirPodsシリーズやBeats by Dr. Dreの一部ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンについては、Apple Musicのドルビーアトモスによる空間オーディオコンテンツを選曲すると、自動で立体音楽体験が楽しめる空間オーディオのコンテンツを再生してくれる機能が使えます。