ターナー・モータースポーツは、2022年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権とGTワールドチャレンジ・アメリカ・パワード・バイ・AWSの“デュアル・キャンペーン”に先立ち、4台の新型BMW M4 GT3をオーダーした。
ウィル・ターナー率いるレーシングチームは過去6シーズンにわたってBMW M6 GT3を走らせてきたが、ドイツのメーカーが2022年に向けて新たに開発したGT3カーを使用する、アメリカを拠点とする主要な顧客のひとつになる。
ターナー氏によれば、来年のIMSAおよびGTワールドチャレンジ・アメリカ(GTWCアメリカ)の両シリーズに、現在のドライバーラインアップで戻る計画があり、さらに追加エントリーの可能性もあるという。
現在チームは、IMSAのGTDクラスでビル・オーバーレンとロビー・フォーリーが96号車BMW M6 GT3で参戦しており、同時にGTWCアメリカにもフルタイムで出場。フォーリーとマイケル・ダイナンがステアリングを握っている。
ターナー氏は、年内には(新車が)到着する予定だが、納入日についてはまだ確定していないという。
彼は「我々は4台のクルマを必要としている」とSportscar365に語った。
「4台すべてでレースをするかどうかにかかわらず、4つのクルマが必要になる」
「その理由は私が4台のM6 GT3を持っているからだ。我々はこの6年間、それらを使ってレースをしてきた」
「同じクルマで6年間レースをして、これほど成功しているGT3チームは世界に類を見ないと思う。M4でも同じ様になると考えている」
彼は、ターナー・モータースポーツは2016年にM6の2台体制でオペレーションを開始したが、IMSAのGTDプログラムに加えてGTWCアメリカにも参戦した際に「少し分散させる」ため、さらに2台のマシンが必要であることにすぐに気がついたと説明している。
ターナー氏は自身のチームがサーキットでの開発を支援したM6 GT3とは異なり、BMWモータースポーツが昨年、ヨーロッパで大規模なテストおよび開発プログラムを実施した新型M4 GT3に期待を寄せている。
「我々が最初に手に入れてから6カ月間開発したM6とは違い、M4はその反対だ」とターナー氏。
「私は我々のところに来てから開発の心配がないクルマを求めている。完璧なクルマが欲しいんだ」
「彼らは時間をかけて新車を開発しており、私が聞いている限りでは素晴らしいクルマになるだろう。誰もがドライブを愛しているのだから、それは素晴らしいことだよ」