セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)の父であるアントニオ・ペレス・ガリベイは、将来ふたつ目のF1レースをメキシコで開催する計画を立てており、可能性のある開催地としてカンクンを挙げている。
2015年にF1がメキシコシティに戻ってきてから、メキシコでのレースはすぐに最も人気のあるイベントのひとつとなった。残念なことに新型コロナウイルスのパンデミックにより、メキシコは昨年のカレンダーから外れてしまったが、今年は今のところアメリカGPの1週間後の10月末に、メキシコでレースを行う予定だ。
そのメキシコは現在、2024年からカンクンでふたつ目のレースを追加する計画を推進しており、アントニオ・ペレスがそのプロジェクトに関与している。
「F1関係者とカンクンでの開催についての話をした」とアントニオ・ペレスはメキシコのウェブサイト『Reforma』に語った。
「このプロジェクトの復活に興味を持つ投資家グループがおり、またF1関係者もかなり興味を示しているので、話し合いを始める予定だ」
「これは新しいプロジェクトであり、以前のプロジェクトとは関係がない。新たな投資家グループがいて、私はプロジェクトに参加している。すべてはメキシコのためだ。日程は(2024年の)4月を希望している」
F1のカレンダーは将来的に25レースにまで膨れ上がるとされている。国や開催地において人気のある、多くの主要イベントが、スケジュール上で入れ替えられると見られる。
アントニオ・ペレスは、先週末にハンガリーGPのパドックにいた。それは残念ながらすぐにリタイアを余儀なくされた息子セルジオをサポートするためだけではなく、特にF1の上層部や、FIA会長のジャン・トッドに会うためだった。
「ゼロからのスタートだ。まずは誓約書から始める」とペレスはコメントした。
「しかし、プロジェクトは好評を得ている。ジャン・トッドとステファノ・ドメニカリは、私に快く会ってくれた。我々はこれを形にしていくつもりだ。だから私はプロジェクトを見るためにブダペストに来たのだ。これから帰国する」
「彼らは我々にこう言った。『2024年までにはチェコがF1チャンピオンになっており、それによってさらに素晴らしい展望が開かれることを願っている』とね」