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東京オリンピック閉会式の一部演出で森田晃嘉がスタイリングを担当、「東京の縮図」がテーマ

2021年08月08日 21:31  Fashionsnap.com

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miletが着用していたスウェットシャツ Image by: FASHIONSNAP
スタイリストの森田晃嘉が、東京オリンピックの閉会式の一部演出で衣装スタイリングを担当した。閉会式全体のコンセプトは「Worlds We Share(私たちが共有する世界)」。本来「世界」は「The World」と表記するが、「Worlds」とすることで「1人ひとりの持つ異なる世界を共有しあって生きている」ということを表現したという。

 森田がスタイリングしたのは、けん玉やダンス、ダブルダッチといったパフォーマーたち全87体。選手をはじめ来日した関係者たちが新型コロナウイルス感染症の影響によって観光ができない状況であったことから「ファッションで東京を楽しんでもらいたい」という想いから「東京の縮図」をテーマに、渋谷や原宿、新宿、池袋、六本木、中野など各地をイメージしてスタイリングを構成した。着用アイテムは日本ブランドを中心にアイテムを選んだといい、「ダブレット(doublet)」「ミントデザインズ(mintdesigns)」「アツシナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」「シュープ(SHOOP)」「ソーイ(soe)」「ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)」といったブランドをはじめ、「ユニクロ(UNIQLO)」と「マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)」のコラボレーションなど幅広いアイテムをセレクトした。
 森田がスタイリングを担当した演出でメインとなるシンガーセングライターのミレイ(milet)の衣装は、2パターンを用意。スウェットを解体しウエスタンシャツのディテールを採用したシャツは、前後に切り込みを入れ、マジックテープによって瞬時に着脱可能。シャツを脱ぐことで、中に着用していたサテンとシフォンで製作したドレスが現れる仕様を取り入れた。なおミレイが歌唱する演出には、「公園のステージに上がれば誰でも主役になれる」といったメッセージを込めたという。