ベンチに座る訓練士と散歩中の犬(画像は『Raven 2021年7月18日付Tiktok「Proof that dogs are special!」』のスクリーンショット) 犬は過去に愛情をたっぷり注いでくれた人のことを長い間覚えていると言われる。このたびアメリカで、散歩中の犬が10か月ぶりに犬の訓練士と出会い、大興奮する様子が捉えられ多くの人に笑顔を届けている。『The Dodo』などが伝えた。
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米コネチカット州在住のキム・カリノさん(Kim Carino)は、メスのスタンダード・プードル“レイヴ(Rave、6)”を飼っている。
昨夏のこと、キムさんは亡くなった男きょうだいの友人で犬の訓練士の経験がある男性Aさんにレイヴのマナーやしつけのトレーニングをお願いした。
キムさんは「Aさんが申し出てくれてね。トレーニングセッションは週1回、地元の公園で行われたの。セッションを修了するには夏いっぱいかかったけど、レイヴはAさんのことを心から慕っていたの」と当時を振り返る。
それから10か月が経った頃、キムさんとAさんは公園で久しぶりに会う約束をした。もちろんレイヴにとってはサプライズの再会だ。
「レイヴがAさんを覚えているか確かめてみたかったの。だからレイヴを散歩に連れ出し、Aさんには静かにベンチに座っていてもらうことにしたわ」と笑うキムさん。
この時の様子はカメラに収められており、SNSに投稿された動画では長い紫のリードに繋がれて散歩するレイヴが、ベンチに座るAさんを何度かチラ見している。そしていったんベンチの前を通り過ぎるものの、くるりと振り返るとベンチまで戻っていく様子が見て取れる。
動画には「あ、待って。この匂いは知ってるぞ」とレイヴの気持ちを代弁した言葉が添えられており、興奮状態のレイヴがAさんに飛びつきはしゃぐ姿が映し出される。
これに対しAさんは、レイヴに「何してるんだい! プリティ、ガール」と声を裏返し、笑顔でレイヴに応えている。背後ではキムさんと思われる笑い声が響き、動画は終わっている。
キムさんはこのドラマチックな再会について、次のように述べて愛犬をベタ褒めした。
「頭のいい子だから、レイヴがAさんを忘れることはないだろうって思っていたの。そして実際にリアクションを見て、レイヴがどんなに特別な子なのか確信したわ。レイヴは私の人生において、もっとも素敵な贈り物よ!」
なおキムさんとAさんはこれをきっかけにたびたび会うことになったそうで、キムさんは「Aさんは私にとってもレイヴにとっても永遠の友人ね」と嬉しそうに笑った。
ちなみに昨年5月にはイギリスの公園で、
散歩に出た犬が10か月前に離れ離れになったきょうだいを見つけてハグする様子が捉えられた 。2匹はたまたま同じ時間に同じ場所で散歩し、再会を果たしたという。
画像は『Raven 2021年7月18日付Tiktok「Proof that dogs are special!」』『Raven 2021年5月26日付Instagram「Been awhile since I posted me and my Mom.」、2021年7月16日付Instagram「I’m listening Mom」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)