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『珈琲いかがでしょう』『凪のお暇』コナリミサトが語る、心地よく生きていくために 「時が経てば誤作動が正されるはず」

2021年08月07日 12:01  リアルサウンド

リアルサウンド

コナリミサトが語る、心地よく生きるために

 空気を読みすぎて生きづらくなった日々を身の丈の暮らしにリセットする『凪のお暇』。欠落した人生を1杯の珈琲を通じて取り戻していく『珈琲いかがでしょう』。同棲していた恋人に去られたことをきっかけにDIYに目覚めていく『黄昏てマイルーム』……。


 人が抱える影の部分を直視し、そこから生まれる新たなライフハックを示していく作品たちを生み出してきた漫画家・コナリミサト氏。一体、どのようにしてこれらの作品が描かれているのか、気になっている方も少なくないはず。


 そこで今回は、本人へのインタビューを実施。作品が生まれた背景から、コナリ氏自身がより心地よく生きていくために心がけているヒントを聞いた。(佐藤結衣)


『珈琲いかがでしょう』1話試し読み


「いい人」「悪い人」と固まっていない人間味を大事に描く
『凪のお暇』©コナリミサト(秋田書店)2017

――『凪のお暇』では節約術で日々を彩ったり、『珈琲いかがでしょう』では珈琲を淹れて心を落ち着けたりと、コナリミサト先生の描く作品には1人でもできる人生の楽しみ方が多く登場しているように思いました。先生ご自身も、1人遊びは得意なのでしょうか?


コナリミサト(以下、コナリ):そうですね。1人で楽しむことがもともと好きなので、何か滲み出ているのかもしれないですね。でも、『珈琲いかがでしょう』に関しては、もともと全然違う話だったんですよ。プロットを作っていたときは珈琲バリスタチャンプ達の(『ドラゴンボール』の)天下一武道会みたいな感じにしようかなって思っていたので。でも、それにしなくて本当によかった。絶対全然描けなかったと思います(笑)。


――(笑)。そこから、珈琲を主軸にしたお話になったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?


コナリ:友人に珈琲にすごく詳しい子がいて。その子に珈琲豆の種類の話とか聞いていたので、それをテーマにしたオムニバスにしたら面白くなるんじゃないかなと思ったんです。


――『黄昏てマイルーム』でもペットボトルを使って珈琲を淹れるシーンがありましたね。


コナリ:意外といけるんですよ、ホット用のペットボトルを使えばお湯の温度にも十分耐えられるんです。面白いので、ぜひやってみてください。


――作品が生まれた順でいくと『珈琲いかがでしょう』のほうが『凪のお暇』よりも早いんですよね。ドラマ化されたのが『凪のお暇』→『珈琲いかがでしょう』の順だったので、ゴン役を務めた中村倫也さんをイメージされて『珈琲いかがでしょう』の青山が生まれたのかなと思えるくらい似ていると話題になりました。


コナリ:当時は中村さんを主演にドラマ化なんて思ってもいませんでした。でも、似ているという声をいただけて光栄でしたね。私は手グセでタレ目の男性を描きがちなのですが、ゴンがタレ目だから、慎二がツリ目、青山がタレ目だから、平がツリ目……みたいな感じで、簡単な区分けで顔は決めています。


――目といえば、真っ黒な目だったり、3本線のような瞳だったり……目の表現がすごく印象的だなと感じていたのですが、こだわりがあるのでしょうか?


コナリ:目が死んでるって言われることが結構ありますね(笑)。最近『凪のお暇』の本編のほうで、ゴンの自我が芽生えてきたところなので、目の中に光を入れるように工夫はしているんですけど……。過去作を見ていくと、私の絵柄って頻繁に変わっているんですよ。「飽きちゃったから、こっちの目にしよう」みたいに、コロコロと。だから、適当な感じの棒の目になってるときもあって。『珈琲いかがでしょう』のときは、女の子のキャラが瞳孔開き気味です。病んでいるときとか特に。


――そうですね。全体的にコミカルなタッチかと思いきや、目の描写でゾクッとすることが多くて。キレイじゃない人間の部分や、人物の持つ二面性がうまく目で表現されているなといつも思っています。


コナリミサト:うれしい。ありがとうございます。やっぱり人間って、いい人、悪い人って固まっている人っていないと思っているんですよ。悪い人に見えて、実はいい人だけど、やっぱり悪い人……っていう感じじゃないですか。そういうところを大事に描いていきたいなと、いつも思っています。


煮詰まったときの解決法は、納得がいくまで歩くこと

――『珈琲いかがでしょう』の青山も、最初は癒やし系のさわやか男子かと思いきや、読み進めていくうちに欠落した目で人を殴り倒すヤクザだった過去が明かされて驚きました。


コナリ:だいぶ前のことなのでうろ覚えなんですけど、最初はヤクザにするつもりはなかったような記憶が……。でも、読み返してみたら第1話から結構悪い顔がチラ見えしているなと思いました。


――最初から詳細な設定を決めているのではなく、描きながら結末まで盛っていくというスタイルですか?


コナリ:私はそのタイプだと思います。ぼんやりと「ここに着地できたらいいな」っていう構想はあるんですけど、作劇のロクロを回しながら「ええい、これもくっつけてしまえ!」「あ、これのこと忘れてた」みたいなことも結構あって(笑)。


――そうなんですね。では、よく漫画家さんがおっしゃっているような、「キャラクターが脳内で勝手に動き出す」という現象もあるのでしょうか?


コナリ:私、今まではそんな体験できないんだろうなと勝手に思っていたんですけど、最近その感覚を知ったところです。キャラに対して「そんなこと考えてたの? なら早く言ってよ!」とか思っちゃって。私が期待する方向に動いてくれないことも……。私が作ったキャラたちなはずなのに、まいったなって。


――神の視点で思い通りに動かせるものじゃないんですね。


コナリ:そうなんです。今月の『凪のお暇』も、ようやくネームが上がって、「動いてくれた~」と思っているところです。漫画家になったら、好きに物語を動かせると思ってたんですけどね。『トムとジェリー』の追いかけっこみたいに、捕まえたと思ったらスルスルって逃げられる感覚です。待てこの野郎~!!みたいな。


――不思議ですね。こちらの意のままに動かそうとすると、納得がいかないという感じですか?


コナリ:そうです。でも、どこが納得いっていないのかは教えてくれないんで困りました、本当に。ずっと考えて、何が納得できない部分なのかを見つけていかないといけないんですよ。


――煮詰まってしまったとき、気分転換に何かされることはありますか?


コナリ:散歩ですね。自宅から仕事場までの道を歩いて、考えをまとめようとするんですけど。仕事場が近づいて、道路のタイルの形が変わるところがあって。『カイジ』で大金をすったとき、線がグニャってなるんですけど、あれみたいなタイルになるんですよ。「ああ、何も思いついていないのに、もうカイジロードに入ってしまった……あ~!」って、もう1往復するみたいな。


――カイジロード(笑)。ご自宅と仕事場を分けられているんですね。


コナリ:はい、あえて仕事場を借りました。適度な雑音がある方が集中できるので、もともと喫茶店でネーム作業をしていたのですが、ちょうど『凪のお暇』がドラマになったころ、店員さんにコナリミサトだとバレてしまって。それまでクールな接客が心地よかったのに……。しかも私、ネームをやっているときって本当に掃除機の中のゴミみたいな、どうしようもない格好でやっているものですから。「なんか変なあだ名とかつけられてるはず!」って被害妄想してしまって仕事場を借りることにしました。今はYouTubeとかに上がっている「カフェの雑音」とか「ブラジルの海外留学気分のカフェ」みたいなフリーBGMを流しながら作業をしています。


漫画とドラマ、2つの世界線が混乱する楽しい悩み

――やはりドラマ化された影響というのは大きかったですか?


コナリ:そうですね。これまで漫画で賞をいただいても親戚から連絡が来ることはなかったんですけど、ドラマ化となったらすごい反響で。やっぱりみんなテレビが好きなんだなって思いました。


――原作漫画の作者として、ドラマ化のオファーはどのようなお気持ちでしたか?


コナリ:それはもう超超超嬉しかったですよ。キャスティングにもわくわくしましたね。黒木華さんが凪を演じていただけることになったときには「やったー!! ピッタリ!」と空高くガッツポーズを掲げて喜びました。


――漫画読者的にも、「もしこの作品を実写化するなら、あの俳優さんがいいな」と妄想するのもひとつの楽しみですが、まさにそんな感じなんですね。


コナリ:はい。実は中村さんが『凪のお暇』でゴン役として発表される前に、LINEマンガで『珈琲いかがでしょう』を読んでくださった方がたが感想コメントとして「中村さんに似てる」と次々に投稿されてたんですよね。それで一気に中村さんのファンの方がたに『珈琲いかがでしょう』の漫画を知っていただけたんですが、私は最初、ゴンのキャスティング情報が漏れたのかと思って焦りました。


――(笑)。でもそこから『珈琲いかがでしょう』の主演に中村さんが決まって、みなさんが「あの俳優さんがいいな」と願っていたことが叶う形になりましたね。実写ドラマって、原作者の立場としてどのように見えるものなのでしょうか?


コナリ:実際に人が演じることで、さらに力強くなるシーンが確実にありますね。例えばキスシーンとか、私は恥ずかしくてなかなか描けないんですけど、俳優さんが演じられるとすごくロマンティックなシーンになるじゃないですか。そういうのは実写の強みだなって思います。『凪のお暇』のときのゴンと凪のベランダ越しのキスとか、みんなの見てる前で凪を連れ去る慎二とか、「もう私描けないよ、こんなの。ドキドキしちゃうよ」って悶えながら見ていました。


――では、違う世界線の物語として楽しむことができるんですか?


コナリ:そうですね。でも、同じ名前で、同じ性格じゃないですか。だから、見ているうちにドラマオリジナルの展開を、自分が描いたような気になってしまうこともあって(笑)。『凪のお暇』の漫画本編では、坂本と慎二ってまだ会ってないんですよ。でも、ドラマでは会っているので、もうすっかり顔なじみのような感覚で描いていて、なんか違和感があるなと思っていたら「あれ、この2人“はじめまして”じゃん」って、慌てて描き直したりして。


――面白いですね。連載が長期化すると、広がった人間関係もすべて覚えていないといけないですから、大変ですよね。


コナリ:そうですね。人物相関図をそろそろ作らないといけないのかなって思い始めています。まだ作ったことないんか、ってツッコまれそうですけど。


漫画にすることで、やってみたいことを形に

――コナリ先生は、もともと雑貨屋さんで働かれていて、1人でできる仕事を探した結果、漫画家さんになられたとお聞きしました。絵が好きな人は多くいらっしゃいますが、「なろう」と思ってすぐに行動に移せるところは、コナリ先生が描かれる作品の主人公に共通しているなと感じたのですが。


コナリミサト『黄昏てマイルーム』(KADOKAWA)

コナリ:そうかもしれないですね。「とりあえず形にしてしまえ!」みたいなところはあります。今は自分がやってみたいことを漫画のテーマにすることで、やらざるをえない状況になるかなって。『黄昏てマイルーム』もDIYをやりたいと思って始めました。もともと小さいころからプラ板を焼くとか、工作することが好きだったんですけど、漫画にすればもっとやるだろうと思って。おかげさまで立派な趣味になって、よかったです。


――実際に仕事場をDIYされているんですよね?


コナリ:はい。壁面収納が結構かわいくできたので、次は明かりを作ろうかと思って材料を買ってきたところです。今抱えている原稿が終わったらやろうと思って。もちろん買っちゃったほうが早いし安いくらいなんですけど、あえてその手間というプロセスをお金で買っているのかもしれないなって、DIYをやりだしてから思うようになりました。うまくいかなくてイライラしたり、想像と違ってがっかりするけど、しばらくすると「これも味かな」って思えてくるんですよね。


――失敗する自分を愛でることができるのは、自己肯定感に繋がりそうですね。


コナリ:失敗すればやっぱり落ち込みますけどね。この前もペンキ塗っているときに、髪の毛が落ちちゃって、「どうして……こんなことならやらなければよかった」なんて思いました。でも、2日ぐらい経つと「髪の毛どこだっけ?」みたいな。意外と大丈夫!


――最近、すべてに対して完璧主義というか、ミスのない世界を求めすぎているような流れというか、そういう生きづらさがあるように感じます。


コナリ:わかります。SNSでも「~べき」みたいな声があると、ちょっと「ウッ……」ってなっちゃいますね。人は人だし、自分は自分だしなぁ…と思います。あまり正解ばかりを押し付けられるのも、息苦しいなって。


――影や病みを持つキャラクターを作り出すのに、SNSなどをソースにされているのかなと思ったりしましたが。


コナリ:情報源は、飲み会なことが多いですね。今はなかなかできませんが、以前はよく飲みの席に参加していました。たくさん友達がいるわけではないんですが、1人の話から5人くらいのキャラクターが作れるので。


――なるほど、その人が持つ多面的な顔の一つをキャラクターにしていくんですね。


コナリ:そうです。ヤクザの描写については、もう『アウトレイジ』を見て勉強しました(笑)。


――『ドラゴンボール』に『カイジ』に、『アウトレイジ』!


コナリ:高橋留美子先生の描くラブコメも大好きです。『らんま1/2』のシャンプーがずっと憧れの女の子です。『凪のお暇』もラブコメのつもりで描いているんですけどそう言うと「ラブコメですか?」って言われるんですよ。ラブコメでしょうに!って。


――ラブコメですか(笑)?


コナリ:ラブコメでしょう(笑)! 


電子書籍のバナー広告で繋がった漫画家人生

――『凪のお暇』については、単純にラブコメっていうカテゴリに収まらない作品というイメージだったもので。他に影響を受けた作家さんや作品はありますか?


コナリ:黒田硫黄先生が描かれている『茄子』という、茄子が主役の短編集がすごく好きですね。もともと『茄子』は高校生のころ、友達に下北沢のヴィレッジヴァンガードに連れて行ってもらって教えてもらったんですよ。サブカルに疎かったので、そこでいろんな作家さんを教えてもらいました。


――なるほど。コナリ先生の作風ができあがっていった背景に触れられた気がします。最近はどのような漫画を読まれているんですか?


コナリ:真倉翔先生・岡野剛先生の『地獄先生ぬ~べ~』を読み返しています。ふと細かいところは忘れているなと思って手にとったのがきっかけですね。最近はふと思い立った時にWEBでパッと買えるじゃないですか。「西村しのぶ先生の最新作もう出てるかな?」って検索したりして。


――紙の本よりも、電子書籍で読まれることのほうが多いですか?


コナリ:そうですね。好みが分かれるところだとは思いますが、本棚がいっぱいっていうのもありますし、やっぱりいつでも購入できるっていうのが便利ですよね。私は電子書籍にものすごい感謝しているんですよ。実は『凪のお暇』の1巻って当初は全然売れていなくて、2巻を出せないかもって言われていて。もう漫画家をやめようかとも本気で考えていたんです。そんなときに、バナー広告で一気に注目してもらえて。あれが分岐点でした。


――そんなことがあったんですね。コナリ先生の明るさを見ていると、順風満帆に続けてこられたのかと。


コナリ:いえいえ、全然そんなことないんですよ。いちばん落ち込んだのは、28歳のころだったかな。同じくらいにデビューした作家さんたちがどんどん売れていって、「私もう無理なのかも」みたいに思ったこともありました。自分が思い描いていた28歳の像と、現実の自分の乖離がひどくて。


――ありますよね。「こうなっているだろう」という何歳像って。あれって自分が見ていたころの年代と実際になったときの時代がズレるから、一致することって難しいですよね。


コナリ:そうなんです。でも、そのときは気づけなくて。でも、どんなに苦しくても、漫画に関しては諦められなかったんですよね。そのころは仕事もないですから、「どうしていこう、いやまだ描きたいっぽい」って。毎日散歩ばかりして。とりあえずノートに描いてみたり、いろんな人の漫画を読んだりして。最終的には、これしかできることがないかもって、続けてきました。


――最近は、そういった何歳までに「こうなっていたい」という像はありますか?


コナリ:全然。だから、漫画家って何歳まで続けられるんだろうって考えてみたりするんですよ。定年っていう概念もないですし。


――描きたいことがなくなったら、みたいな感じなのでしょうか。そういうことにはならなさそうですか?


コナリ:あ、ちょっと前にありました。描きたいものなんてないのかもしれない、みたいに思いつめちゃって。でも、まだあるっぽいんですよね。というか今描いている人達のこと着地させてあげないとっていう(笑)。あと新作を描くなら今度は、手芸をテーマにした漫画を描きたいなって思っているところです。最近、指編みをしているんですけど、編んでは解いて……って諸行無常みたいなことして、なかなか進まないので。漫画にしたらやるだろうと(笑)。


ハッピーな日々を続けていくためのライフハックを描きたい

――コナリ先生の作品は、ほんわかした癒やし系かと思っていたら一気に突き落とされるような感覚が印象的だったので、実はインタビュー前は先生にも影の部分を感じられるのかと思っていました。


コナリ:いやいや。基本的にハッピーな人間ですよ。ダブルピースして「ハッピー」って言って、ハッピーなほうに持っていくようにしています。ときどき、毒とか呪いをかけられることもありますけど。


――わかります。「ああ。今かけられてる」ってなることありますよね。


コナリ:わかりますか? あれ、びっくりしちゃいますよね。仲の良かった子が、久しぶりにあったら毒がすごくて、悲しい気持ちになったことがあるんですよ。そういうときは、今目の前にいる子は違う世界線から誤って飛んできてしまったんだって思うようにしています。だから、今までこの子と作ってきた大事な思い出は汚れてないから大丈夫、って。


――なるほど。タイムマシンの誤作動かな、みたいな。


コナリ:そうです、伏線回収しにきたのかな、みたいな(笑)。で、時の流れが解決してくれるのを信じてちょっと距離を置きますね。思い出すと今でも憤懣遣る方ないですけど、きっと時が経てば誤作動が正されるはず、って。


――DIYのときもそうですけど、ちょっと時間をおくのって役立ちますね。私なりのおまじないの言葉にします。


コナリ:それ、ライフハックとして今後描けたらいいですね。


――それは楽しみですね。楽しく生きる知恵をコナリ先生の作品からいただきたいです。


コナリ:人生って自分ではどうしようもないことがたくさんあるので。それにモヤモヤし続けるより、一旦置いて自分自身で変えられるところに集中するっていうのは、本当に大事だと思うんです。DIYもそうですけど、ジョギングなんかもおすすめですね。それでも晴れない気持ちは「これは違う世界線から……」って思いながら、なるべくハッピーに生きたいですね。心健やかに乗りきりましょう!


■書誌情報
『珈琲いかがでしょう』(マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
著者:コナリミサト
出版社:マッグガーデン
MAGCOMIにて2話まで無料配信中!