ウイリアムズのCEOを務めるヨースト・カピートは、2022年のジョージ・ラッセルのメルセデス移籍をサポートするとし、ラッセルはトップチームでタイトル争いをする準備ができていると主張している。
メルセデスのジュニアドライバーとして、ラッセルはウイリアムズからF1にデビューし、現在チームで3シーズン目を迎えている。
だがパドックに広がっている噂では、ラッセルは来シーズンにメルセデスに移籍し、バルテリ・ボッタスと入れ替えられるだろうと言われている。ボッタスのマネジメントがアルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールと面会し、ボッタスの来シーズンのアルファロメオ移籍の可能性について話し合ったという報道が最近流れたことから、憶測の信ぴょう性は高まっている。
メルセデスの選択にかかわらず、カピートは今シーズン末にラッセルがメルセデスに移れるように全力でサポートすると申し出ている。
「ジョージがシートを獲得できることを望んでいる。なぜなら彼はそうできるポジションにいるからだ。確実にトップチーム入りしてタイトルを争うことができるキャリアのタイミングにある」とカピートは語った。
「彼にこのようなチャンスが訪れたら、私は若いドライバーを引き止めることはしない。彼がこのチャンスを掴めるよう願っている」
「チーム側としては、もちろん彼がとどまってくれれば大変うれしいが、彼がメルセデスに行ってオファーを受けるのなら、我々は完全に彼をサポートする。もしチャンスがなくても、彼は我々から完全なサポートを受ける」
「だからこのドライバー選択について待つのは容易いことだ。どちらの結果でも我々は良いのだから」
最終的にウイリアムズでラッセルと交代するドライバーが誰になるのかということについて、カピートはチームの候補者リストは日に日に膨らんでいると示唆した。
「来年のシートが決まっていなかったり、移籍の選択肢を持っていたりするドライバーは全員、現時点で我々と話をしていると思う」
「ウイリアムズのシートは、空席を埋める必要があるチームのなかでも、現在のF1で最も前途有望なシートのようだ」