同誌は1995年に発売した「Quick Japan 第3号」に、「いじめ紀行」シリーズ第1弾としてミュージシャン・小山田圭吾氏のインタビュー記事を掲載。そこに書かれた凄惨ないじめの記述が大きな批判を浴び、小山田氏は東京五輪開会式の作曲担当を辞任するに至ったが、当時誌面に掲載した「Quick Japan」編集部にも批判が殺到し、7月19日に同社の社長名義で謝罪文を発表していた。
そして8月4日、同社公式サイトに掲載された「Quick Japan 8月発売号 お休みのお知らせ」では、「Quick Japan編集部としましても、表現方法、記事の影響についての思慮そして配慮が足らないままに世に出たことにより、差別を助長し被害者の方をはじめ多くの方を傷つけたことを改めて深くお詫び申し上げます」とした上で、「編集部として今回の事態を真摯に受け止め、今後二度とこうしたことを繰り返さぬよう編集体制の見直しが必要と判断しまして、『Quick Japan vol.157』の8月の発売をお休みいたします」と説明。