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マッシュHDが宮城・女川町に建設した「マッシュパーク」を公開、カラフルな遊具で自然の美しさを表現

2021年08月02日 20:02  Fashionsnap.com

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「MASH PARK ONAGAWA」メインヴィジュアル Image by: マッシュホールディングス
「スナイデル(SNIDEL)」や「ジェラート ピケ(gelato pique)」などを展開するマッシュホールディングスが、宮城県牡鹿郡女川町で建設を進めていた公園「マッシュパーク 女川(MASH PARK ONAGAWA)」を竣工し、8月19日にオープンする。公園内の遊具は海の生き物をモチーフにしており、女川の自然の美しさを街に溶け込む色彩で表現したという。

 マッシュパーク 女川は、同社が東日本大震災の復興支援を目的に被災地に公園を作るプロジェクト「マッシュパークプロジェクト(MASH PARK PROJECT)」を通じて開発され、2016年から本社で毎年開催しているマッシュパークプロジェクトのイベント収益と展開ブランドのEC企画で募ったチャリティキャンペーンの寄付金(総額約6500万円)が建設費に充てられた。
 公園のデザインはイベント来場者の投票により選ばれたもので、「遠方からも訪れたくなるアートフルな公園」「子どもが自ら遊び方を考え飽きずに遊べる公園」「大人がリラックスして子供を見守れる公園」というロケーションコンセプトと、「有機的な造形美」「安心する曲線美」「風化しない色彩美」というデザインコンセプトの2つを軸に考案された。プロジェクトの総合監修はマッシュホールディングスの近藤広幸 代表取締役社長とマッシュデザインラボの畠山広文 代表取締役社長が担当。遊具は彫刻家の高田洋一が制作した。
 公園内の遊具は、体長12mの大型でトンネルや滑り台として遊べる「うみうしくん」や、鏡張りで内側から見上げると万華鏡のような景色が楽しめる「ひとでくん」、体長3.5mの「ちんあなごくん」、滑り台付きの「さんごちゃん」、小型の遊具「かいちゃん」などを設置。「ひとでくん」以外の遊具には、近藤氏と高田氏の「子どもたちが安全に楽しめる日本初の遊具を作ろう」という共通の思いから、従来のコンクリート製遊具と異なり、カラフルなゴム素材をコーティングした。
 近藤氏はマッシュパーク 女川について、「被害の大きかった震災の後も防潮堤を作らず海の見える美しい景色を守ることを選んだ女川町。私たちも海とともに暮らす土地が誇る公園として海の生き物を遊具のモチーフに選びました。女川町にとっての新しい色となり、未来を作っていく子どもたちがたくさんの笑顔と過ごせる場になることを心から願っています」とコメントしている。

■MASH PARK ONAGAWA開園日:2021年8月19日(木)所在地:宮城県牡鹿郡女川町海岸通り2番地