2021年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは4番グリッドからスタートしたが、アクシデントに巻き込まれ、1周もすることなくリタイアした。
路面が濡れたコンディションのなか、2番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)がミスをしたことで多重クラッシュが発生。ボッタスにヒットされたペレスは、その場でレースを終えた。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス 決勝=リタイア
何と言っていいのか分からない。ターン1であんな風にヒットされるなんて信じられないよ。僕たちチームにとって大打撃だ。いいスタートを切って3番手に上がっていた。ああいうコンディションでは大きなチャンスがあったと思うだけに残念だ。でも僕にはどうすることもできなかった。
コクピットのなかにいると、後ろで何が起きたのか、正確に知るのは難しいから、後から動画を見た。その時、激しく衝突されたのだと分かった。
ボッタスは大きなミスを犯し、ターン1に向けたブレーキングを遅らせすぎた。それによって僕を含めたくさんのマシンのチャンスを奪った。マックス(・フェルスタッペン)のマシンもひどいダメージを負った。
彼は自分のミスだと分かっていて、僕のところまで謝りに来た。故意にやったことではないし、レースでは時にこういうことは起こる。今となっては僕たちの結果はもう変わりようがない。大きなダメージによって僕たちのレースは終わり、ポイント獲得のチャンスを失ったんだ。
(formula1.comに語り)チーム全体にとって大きな打撃だよ。エンジンを失った可能性が高いと思うので、それも残念だ。