2021年F1ハンガリーGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は16番手となり、Q2進出を果たすことができなかった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは次のようにコメントしている。
「裕毅は(FP1でクラッシュした影響で)金曜FP2のほとんどを失ったので、予選が簡単にはいかないことは分かっていた。予選のなかで着実に改善を果たしたものの、ピエール(・ガスリー)ほどマシンに自信を持てる状態ではなかった。それを改善するため、我々はセットアップにおいてできる限りのことをしたが、彼がQ2に進むのに十分ではなかった」
「今夜、戦略の選択肢をすべて検討する必要がある。しかしこのサーキットではオーバーテイクが非常に難しいので、何かが起こらなければ、明日のレースは彼にとって大きなチャレンジになるだろう」
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 予選=16番手
FP3 14番手(1分18秒461/25周)
予選 16番手(Q1=1分17秒919)
今週末はずっとマシンバランスに苦しんでいて、難しい状況です。FP3では走行時間を最大限確保して昨日失った時間を挽回しようとしました。そこでペースを徐々に上げて、一周をまとめきるいいラップもできたと感じています。
予選には自信を持って臨みましたし、グリップは少し不足していると感じたものの、ラップ自体は悪くなかったと思います。チームメイトと大きな差がどこでできているのか理解できていないので、今夜はエンジニアと話してレースに向けてデータを確認する必要があります(注:ガスリーは予選5番手を獲得。Q1でのふたりのタイム差は1.045秒)。
過去にも走行経験がある好きなサーキットなので、そこでもっと上位からスタートできないことはフラストレーションが溜まります。