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ケンダル・ジェンナー、自身プロデュースのテキーラが売上好調も批判止まず「メキシコ文化をバカにしてる」

2021年07月25日 17:31  Techinsight Japan

Techinsight Japan

“文化の盗用”と批判が殺到したケンダル・ジェンナー(画像は『Kendall 2021年5月17日付Instagram「you can get yours tomorrow in Cali」』のスクリーンショット)
今年5月に自身がプロデュースしたテキーラを発売したケンダル・ジェンナー。テキーラの売り上げは好調というが、そのテキーラに「虫が入っていた」と抗議する動画がTikTokに投稿されたり、広告が「メキシコ文化をバカにしてる」など批判の声が相次いでいる。

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スーパーモデルのケンダル・ジェンナーは今年5月、自身がプロデュースしたテキーラ「818 Tequila」を発表した。カリフォルニアから発売が開始され、今年中に順次全米展開していく予定だという。

そのテキーラだが今月17日、ボトルの中に虫が入っていたとしてその様子をティックトッカーのケイトリンさんがTikTokに投稿したところ、動画は80万回以上再生されて話題となっている。

動画では、ケイトリンさんが「818 Tequila」のボトルの中に虫が入っている様子を様々な角度から映しつつ、このように語った。

「ケンダル、真剣な疑問。これが私が買ったテキーラのボトルよ、未開封のままのね。これをショットで楽しもうと思ったのに、ボトルの中でフワフワ浮かんでいるものが見えるわ。羽が1つしか残ってないから、製造の過程で入り込んだのね。そんな虫があなたのテキーラの中で泳いでるわよ。このテキーラのショットはきつすぎる。」

その後、ユーザーからはこのテキーラの品質管理を疑問視するコメントが相次いだが、ケイトリンさんは数日後に新たな動画を投稿し「818 Tequila」のオフィシャルアカウントから直接メッセージが届き、お詫びとして新しいテキーラ3本とオリジナルジャケットが送られてきたことを明かした。

このケンダルのテキーラには、発売当初から多くの批判の声があがっていた。ケンダル自身が広告モデルを務めたが、「メキシコの文化をバカにしている」とSNSでバッシングが相次いでしまった。

問題になった広告は、ケンダルがメキシコの農家でカウボーイハットにおさげ姿でテキーラを飲んでいるものだったが、アメリカ人であるケンダルがメキシコ人の格好をしたことが“文化の盗用”だと指摘されたのだ。

「この広告のケンダル、わざと肌を黒く塗ってない? メキシコ人って肌が黒いって嫌味?」
「おさげでカウボーイハットなんて今、そんな格好している人いませんけど。変なイメージを植え付けないでほしいわ。」

またメキシコにゆかりのないケンダルがテキーラで儲けて、メキシコのテキーラ会社の売上を下げてしまうこと、そしてコロナ禍にもかかわらず発売を記念したパーティーを開いたことなどにも批判が集まっていた。

しかし売り上げは好調のようで、テキーラを発売している会社の代表者マイク・ノビー氏(Mike Novy)は『The Spirits Business』のインタビューに応じ、このように話している。

「発売を開始した最初の週は、2日から1週間でほとんどのお店で売り切れました。」
「私たちが2年間で売ろうと思っていた数を、発売開始2か月で超えることができたんです。」



画像は『Kendall 2021年5月17日付Instagram「you can get yours tomorrow in Cali」、2021年5月24日付Instagram「the other night」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Tina)