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服だけではなくアバターのデザインも行う新ブランド「フェイル」デビュー、ケイスケヨシダとのコラボアイテム発売

2021年07月22日 17:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ファーストコレクション Image by: AFR
デジタルファッションコレクティブ「Augmented Fashion Research(以下AFR)」が、ファッションブランド「フェイル(fale)」を立ち上げた。「dividual」をブランドコンセプトに掲げ、多層化していく社会で「何者かになるためではなく、自分でいるため」の装いをデザインすることを目指すという。7月23日から25日までの期間、デビューコレクションを展示するインスタレーションをGUM 表参道で開催。会場では、「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」とのコラボレーションアイテムを展示販売する。

 2020年に設立されたAFRは、デジタル技術により拡張される新たな「装い」と「ブランド体験」の創造を主軸に、バーチャルとリアルの境界線を曖昧にし、越境的に活動することによって、人間・社会・世界の美しい関係性をデザインしていくことを目標に掲げている。創設者のawaiは文化ファッション大学院大学(BFGU)、ここのがっこうを卒業後、ファッションブランドやVTuberの運営企業などへ、XRを中心としたデザインとエンジニアリングを提供する事業をスタート。VRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を提供するPsychic VR Labにも所属している。
 フェイルでは、「Module」「Layer」「Interface」と名付けられたシリーズのアイテムを中心に、組み合わせや変更を可能にすることで、着用者が自由にカスタマイズできる服を提案。「Module」は、襟や袖などを着脱、組み換えをしてカスタマイズを行うシリーズで、「Layer」ではベースとなる服に別布を重ねることでカスタマイズでき、「Interface」は服や布をつなぎ留めるパーツで、単体のアクセサリーとしても利用できる。なお、服だけではなく、キャラクターやアバターなどのデザインもAFRのデザインチームが行っている。

 フェイルでは、デザイナー自身がこれまで様々なコンテンツに刺激を受け成長してきたのと同じように、これからのファッションを発展させていくため、提供するキャラクターや一部の服のデザインをアセットとして公開。二次創作活動を行えるガイドラインを策定した。

■fale ガイドライン ■インスタレーション・展示会情報会期:7月23日(金)13:00~18:30
   7月24日(土)11:00~18:30
   7月25日(日)11:00~17:30場所:GUM 表参道
東京都港区北青山3-10-25