アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、最近レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコと“素晴らしいランチ”をともにしたことで、彼とアルファタウリの今後についてポジティブな見方をするようになったと述べている。
マルコは最近、アルファタウリでのガスリーのパフォーマンスを称賛し、これまで目にしてきた彼のパフォーマンスのなかでも最高のものだと主張した。過去に行ってきたように、彼はレッドブルのドライバーのキャリアを左右できる人物だ。マルコは、レッドブルは2022年にセルジオ・ペレスと契約することがほぼ確実であり、ガスリーがレッドブルに戻ることはあり得ないと明言している。
しかしオーストリアでのランチでガスリーがマルコから直接聞いた話は、アルファタウリの将来の見通しを中心としたもので、25歳のガスリーが動じるようなことはなかった。
「実際にオーストリアで話をした。一緒に素晴らしいランチをとったよ」とガスリーは説明した。
「多くのことについて話をしたと思う。彼らの考えや計画、また将来の見通しについてさらに理解できたのはとてもポジティブなことだった。なぜなら僕たちにはまだこれからも一緒にやっていく契約が残っているからね」
「今後どうなるか様子を見ることになるだろう。彼らが僕のパフォーマンスやチームにもたらしているものについて、とても満足していることを僕は知っている。そうしたことに集中する必要がある。何が起きるか様子を見ることになる。彼と話せてよかったよ」
当然ながら、ガスリーは来年のレギュレーション変更によって、アルファタウリが序列のポジションを改善できると考えている。しかし同様の見通しはすべてのF1チームに適用されることだ。一方でガスリーは、来年の急進的なルールの解釈をチームが間違える可能性もあると認めている。
「客観的に見ると、どちらの道へも行く可能性があると思う。もし僕たちが特別なトリックをマシンに使えることを見つけたら、とてもうまくいくだろう。来年はいっそう良い結果を出せる可能性がある」
「同時に、マシンについて大きなことを見落とす可能性もある。デザイナーと話をすると、すごく難しいんだ」
「真新しいページから始めると非常に多くの行き先があるから、どこへ進んでいくのか把握するのがとても難しい。もしくはどの時点でもいかなる点も見逃さないでいることがね」
ガスリーは、ルール変更後の来シーズンは、トップチームがふたたび君臨するだろうと考えている。
「トップチームは知識とツール、そして設備を備えているのは明らかだから、彼らが正しく理解できるチャンスはより多いと思う」
「でも保証されていることは何もない。来年はうれしい驚きがあるかもしれない。何が起きるか様子を見るよ」