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JAL、機内食の人気メニューをネット販売 「ビストロですかい」としてシリーズ化

2021年07月21日 14:41  TRAICY

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日本航空(JAL)は、コロナ禍でも飛行機に乗った気分を自宅で楽しんでもらいたいと、国際線の人気機内食メニューのネット販売を「BISTRO de SKY(ビストロですかい)」シリーズとして7月21日から始めた。

過去に国際線で提供していた人気の機内食メニューを自宅でも楽しめるよう、調理方法や量などをアレンジした。第1弾は東京・恵比寿の和食店「賛否両論」の折笠将弘氏が監修した和食メニュー3種セットと、北海道のご当地メニュー3種類セット。それぞれ、3種のメニューが各4食分入った計12食セットと、各2食分の計6食セットを取り扱う。さらに、より機内の雰囲気を味わってほしいと、国内線で提供しているビーフコンソメスープの素を1食につき1袋付けた。価格は12食セットが9,790円(税・送料込み)、6食セットが5,890円(同)。

機内食は冷凍便で届けられ、電子レンジで加熱するだけで食べられる。機内ではスチームオーブンで加熱するメニューを家庭用の電子レンジでも美味しく調理できるよう、食材の茹で時間や炊飯時の水分量などを調整したという。本来は副菜などが付く機内食をメインディッシュのみでも満足できるよう、ご飯を10グラム程度減らし、主菜を少し増やすといったバランス調整もしている。

「ビストロですかい」というネーミングは、約30年にわたり販売しているカップ麺「JALですかい」シリーズにちなみ、「JALの味ということをイメージしやすい」(同社担当者)ものにした。

JAL公式通販サイト「JALショッピング」で取り扱い、第1弾は数万個程度を販売する。8月上旬からは第2弾の取り扱いを始め、その後は月に2回ペースで新作を発売する予定。

JALは2021年度から5か年の中期経営計画でマイル・ライフ・インフラ分野を成長事業として、国際線ラウンジで提供しているビーフカレーのネット販売など物販事業の拡大に注力している。JALライフ・コマース事業部の安藤大輔推進グループ長は、「日々の暮らしの中でJALを感じ、旅行に思いを馳せて頂けるような価値のあるものを提供していきたい」と話した。

▲「賛否両論セット」の(左から)「4種だしの旨み やわらか かつ重」、「かつおだし香る豚肉の生姜焼き重」、「いろいろ野菜と塩だれ から揚げ重」

▲「北海道セット」の(左から)「スパイス香るホワイトカレー」、「特製デミソース エスカロップ」、「ごろごろ野菜のやきとり(豚肉)丼」