2021年WRC第7戦エストニアで、チーム新記録となる5連勝を達成したTOYOTA GAZOO Racing WRT 7月18日、WRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』は、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタ・ヤリスWRC)による歴史的な勝利で幕を閉じた。ロバンペラにとって初めて、史上最年少20歳でのWRC最高峰クラス優勝という快挙達成に際し、チームオーナーである豊田章男氏から初優勝を祝うメッセージが贈られている。
豊田チームオーナーのコメント全文は以下のとおりだ。
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カッレ、ヨンネ、
ラリー・エストニア優勝おめでとう!
やっとふたりに気持ちよく走ってもらえたこと、本当にホッとしています。そう思っているのは僕だけではないはず。
ふたりの苦しい走りを見ていたチームのみんながホッとしていたに違いありません。ただ、1人だけ複雑な気持ちになっていたメンバーが、もしかしたらいたかもしれません……。
ヤリ-マティが持っていた22歳というWRC最年少勝利記録を、20歳のカッレが破りました。ヤリ-マティはどんな気持ちでカッレを見守っていたのか? チームに聞いてみたら、同じフィンランド出身の若者が自分のチームで記録を塗り替えてくれたことを素直に喜んでいたそうです。
そんなチーム代表がいることをチームオーナーとしてうれしく、誇らしく思いました。
今回、勝利したヤリスはエストニアにある我々のチームの工場で組みあげたクルマです。エストニアも我々のホームコースです。シーズン折り返しの戦いが我々の母国での勝利となり、そのことも本当にうれしく思っています。
前半戦、我々のチームの誰かが必ずポディウムに立っていました。本当に頼もしいチームです。
シーズン後半は10月にラリー・フィンランド、11月には最終戦ラリー・ジャパンと母国での戦いが続きます。
ファンの皆さま、今回も応援ありがとうございました。
引き続き、TOYOTA GAZOO Racingをよろしくお願いいたします。