7月18日、2021年のスーパーGTの第4戦『MOTEGI GT 300km RACE』の決勝レースが、ツインリンクもてぎで行われ、GT300クラスはFCY導入の好機を活かしたmuta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)が灼熱の戦いを制した。2位には11号車GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が、3位には埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が続いている。
FCY解除の段階でトップの阪口と2番手平中の間には11秒のギャップが開いたが、41周目にGT500クラスの64号車Modulo NSX-GTと31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTのアクシデントで2度目のFCYが導入される。この2度目のFCYは43周目に解除されると、ここから11号車平中が2号車阪口とのギャップを急激に縮めにかかり、43周目に13秒あったギャップは48周目に0.904秒まで縮まる。
三つ巴の戦いはチェッカーが近づくにつれて距離が縮まる。まさに手に汗を握るテール・トゥ・ノーズのバトルがファイナルラップまで続いたが、阪口が首位を守ったままトップチェッカーを受け、muta Racing Lotus MCが今季初優勝を獲得。後半スティントを担当した阪口良平はスーパーGT初優勝を手にすることとなった。
2位はポールスタートの11号車GAINER TANAX GT-R、3位の52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTまでが表彰台を獲得。4位は244号車たかのこの湯 GR Supra GT、5番手に4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが続いた。