2021年F1イギリスGPの土曜スプリント予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手、バルテリ・ボッタスは3番手だった。ハミルトンは先頭グリッドにつきながら、スタート直後に2番グリッドのマックス・フェルスタッペンに抜かれてしまい、ポジションを取り戻すことができなかった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン
FP2 8番手(1分31秒131/28周)
スプリント予選 2番手(1番グリッド/ミディアムタイヤ)
スタートで、温度やクラッチポジションなどについて、すべてやれることをやったけれど、発進時にホイールスピンが起きてしまった。何が起きたのかをこれから詳しく調べる。
F1が新しいことを試すのは素晴らしいことだと思っている。僕にとって今日のレースは1周目を終えた後は特にエキサイティングではなかったけれど、それでも今日の走行から学べることは必ずある。
今シーズン、このマシンの特定のエレメントに関して苦労している。それでも昨日のパフォーマンスレベルまで持っていくことができたのだから、僕たちはすごい仕事をしたと思う。バルテリの仕事も素晴らしかったし、僕たちがライバルに近づいているのは間違いない。
レッドブルのマシンの後ろにぴったりついていくのは難しい。昨日はうまくいっただけに、今日は少し後退したように感じるが、ポジティブな要素を見つけて明日のレースで戦えるよう、事態を好転させたい。
(会見でスタートでの出遅れについて語り)ひどいスタートだった。クラッチのターゲットポジションがあるんだけど、それについては目標どおりにやったし、やるべきことをやった。でもどういうわけかうまくいかなかった。スタートをもう一回やり直せればいいのにと思う。でも幸い明日がある。
■ボッタス「ソフトタイヤを選んだが順位を上げられず」
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス
FP2 9番手(1分31秒180/27周)
スプリント予選 3番手(3番グリッド/ソフトタイヤ)
ソフトタイヤを選んだのは、スタートで小さくてもアドバンテージがあるかもしれないと思ったからだ。でも実際は、最初の数コーナーでひとつも順位を上げられなかった。そうなると、その後は、タイヤを傷めないように走ることが重要だった。ソフトタイヤはミディアムよりもずっと繊細なんだ。多少ブリスターが起きたが、なんとかうまく管理して走り終えることができた。他とは違うことをトライできてよかったと思う。
今日追加のレースがあったのはいいことだった。明日のレースの方が重要だけど、ファンが今日もレースを楽しんでくれたならうれしい。個人的にはスプリントより予選の方が好きだけどね。
明日のレースにはあらゆるチャンスが残されている。タイヤコンパウンドを自由に選べるのは素晴らしいことだ。戦略が分かれて、それによって面白い展開になるはずだよ。