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資生堂が21年秋冬のトレンドメイク&ヘア発表、ドレスアップ志向やポジティブなムードに注目

2021年07月18日 09:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

2021年秋冬のトレンドメイクアップ&ヘア Image by: 資生堂
資生堂ビューティークリエイションセンターが、2021年秋冬のトレンドメイクアップ&ヘアを発表した。国内女性雑誌やSNSのビューティー傾向の分析、Webアンケート、世界のコレクション情報などを収集し、最新のメイクやヘアのトレンドを予測。2021年秋冬シーズンは、清潔感のある健康的なムードに加えて、混沌とした時代から早く脱却し、前進しようとする意識の高まりがメイクに反映されると見られている。

 調査結果では、2021年秋冬コレクションの傾向として「外へ出かけたい」「楽しみたい」という気持ちの高まりを反映したドレスアップ志向が顕著に感じられたと分析。今年の春夏シーズンと比較すると、メイクやファッションを積極的に楽しむムードにシフトし、メイクは血色感と清潔感のあるルックに、ヘアは毛先を切り揃えた「ブランドボブ」のスタイルに注目しているという。
 また、世代ごとの傾向についても発表。20~30代では自分に似合うメイクを追求し、自己肯定感を高めるマインドが現れ、ベースメイクは肌馴染みの良い色を使って仕上がりをワンランク上げ、カラーメイクは派手になりすぎないベーシックカラーの人気が再熱すると予想している。40~50代では日常での気分をあげるメイクやニュアンスベージュをメインカラーにしたヘルシーなメイクが登場。若年層と比べてヘア、メイク、ファッションのトータルバランスを重視する傾向が見られるという。
 トレンド予想のほか雑誌やSNSの傾向、Webアンケートなどの情報をもとに、メイクアップ&ヘアを3パターン提案。パターン1では、メタリックカラーのアイシャドウをアイラインとして塗ったクールな印象の目元に対し、薄めに塗り広げたパウダーファンデーションにチークを広めに塗ることで甘さを演出した。リップはアイメイクとコントラストを出すために落ち着いたカラーをセレクト。ヘアはスタイリッシュなボブに程よく柔らかさを加えている。

 パターン2はベースメイクにクッションファンデーション、リキッドコンシーラーを重ね、クリームタイプのチークを使うことで内側から血色感が滲み出たような“生ツヤ肌“に仕上げた。ボルドーのアイシャドウは丁寧に肌になじませ、リップは発色の良いカラーをぼかしてティント風にするのが特徴。ヘアはボリュームを抑えてミニマムなウェービーボブを合わせている。

 パターン3ではトーンアップ下地で部分的なくすみをカバーし、レッドブラウン系のチークをシェーディングとして使うことで華やかな印象を演出。目元は透け感のあるシルバーパールのアイシャドウで、眉はダークブラウンのペンシルで立体的に描く。リップはペンシルで唇の形を整え、ぼかしながら口紅を重ねる。ヘアは華やかなメイクに対してシンプルにまとめ、クリーンな雰囲気に仕上げた。