7月17日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた2021年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 第53回MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿のJSB1000 レース1を終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)、日浦大治朗(Honda Dream RT 桜井ホンダ)が戦いを振り返った。
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:優勝)
「予選のときよりも路面温度が上がっていて、50℃以上にもなっていました。予想していたとおり厳しいコンディションのレースでした。また、セーフティカーも入ったので、再開のときは落ち着いていこうと言い聞かせました」
「鈴鹿2&4のときよりも路面温度が高かったので、そんなに気にしなくてもいいかなと思いましたが、やはり1周目はペースを上げることができず、タイヤが温まるまでは辛抱していました。翌周からプッシュするとタイムを戻すことができたので、その後は自分のペースを刻んでいきました」
「今回からヤマハWGP参戦60周年の特別カラーということで、自分自身もこの伝統あるカラーリングをまとって走るということにプレッシャーも感じていました。発表と同時にしっかり優勝することができて非常にうれしく思います」
「また、日本のレースファンの方々の前で、このカラーリングで優勝を見せることができて本当によかったです。明日もいい結果を残せるよう頑張ります」
■名越哲平/MuSASHi RT HARC-PRO.Honda(レース1:2位)
「JSB1000に上がってから前半戦は自分の思うように走ることができず、ストレスが溜まる中でもチームと確実にマシンとライディング面を詰めてきました」
「課題となっていたタイヤをうまく使えない部分は、この時期の鈴鹿ということで温度があるから自然とタイヤがつぶれてくれる中で、レースウイークに入ってから、ほかのレースと比べるとスムーズに走ることができていました」
「ペースも悪くなかったですし、表彰台も狙えると思っていました。でも自分の技術が足りない部分もあり、前半戦は単独で走ることが多かったので、序盤タイヤのグリップがあるうちに前に行き、たくさんのライダーと集団の中で走ってたくさん学びました」
「自分の技量を上げつつも、こうしてリザルトを残すことができたので、ホッとしています。また、これからのレースにも今日のレースは生きてくるのではないかと思っています。トップとの差はすごくありますが、2位という結果に満足しています」
■日浦大治朗/Honda Dream RT 桜井ホンダ(レース1:3位)
「ロードレースに参戦するのは鈴鹿2&4以来で、体力的にしんどいレースになりました。セーフティカーが入ったので、少し楽になり、なんとか3位表彰台に上がることができました。今回、参戦するにあたってご協力いただいた桜井ホンダには本当に感謝しています。ありがとうございます」
「レースではスタートに失敗してしまい、抜くのに苦労して前とも離れてしまいました。でもセーフティカーでそのギャップが縮まったので、その後は何としても前についていこうと必死に走り、なんとか3位表彰台を獲得できました」