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歴史を変える新モデル! ハーレーが「スポーツスターS」を発表

2021年07月16日 12:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ハーレーダビッドソンが新モデル「スポーツスターS」を発表した。「スポーツスター」は1957年から続く歴史あるバイクだが、新型は同モデルの伝統を大きく変える存在となる。ハーレーダビッドソンジャパンの野田一夫社長も「めちゃくちゃ売れると思う」と語っていた新モデルの詳細を見ていこう。

○水冷Vツインエンジンへの大転換

空冷Vツインエンジンを搭載し、1957年に登場した初代「スポーツスター」。同モデルが持つ64年の歴史は、今回の新型車「スポーツスターS」で転換点を迎える。

「スポーツスターS」が搭載するパワートレインは伝統の空冷Vツインエンジンではなく、新開発の1,252cc水冷60度Vツインエンジン「Revolution Max 1250T」だ。基本設計はアドベンチャーツーリング「パン アメリカ」と同じだが、3,000~6,000回転の低・中回転域で最大10%のトルクアップを図り、ピストン・吸気系の形状を見直すなど専用の味付けが施された。

ワイルドさを印象付ける幅広のデザインは、「スポーツスター」に対する世間の期待を超える限界への挑戦でもあったという。一方で、テール部には「XR-750」、重厚なフロントホイールには「フォーティーエイト」といったように、各所にさまざまな世代の「スポーツスター」の象徴的な意匠が織り込まれていて、新しさの中にも懐かしさを感じさせるデザインに仕上がっている。

ハーレーダビッドソンジャパンは7月14日に「スポーツスターS」の国内予約販売を開始。今秋から随時、納車を進める予定だという。日本モデルは「ビビッドブラック」「ストーンウォッシュドホワイト」「ミッドナイトクリムゾン」の3色をラインアップ。価格はビビッドブラックが185.8万円、ストーンウォッシュドホワイトとミッドナイトクリムゾンが188.77万円だ。

「Harley Month」というイベントを開催中のバイカーズパラダイス南箱根では、日本に1台しかない「スポーツスターS」日本モデルのプロトタイプを7月18日(日)限定で一般公開するとのこと。こちらも要チェックだ。

■「スポーツスターS」スペック
全長:2,270mm
ホイールベース:1,520mm
シート高:755mm
車両重量:228キロ
エンジン:Revolution Max 1250T(1,252cc)
フロントタイヤ::160/70TR17 73V
リアタイヤ:180/70R16 77V

安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。 この著者の記事一覧はこちら(安藤康之)